スタジオジブリの世界を表現した公園施設・ジブリパークで11月、6日間限定のイベント「ジブリパークの“ ”世界」が開催される。
解禁されたコンセプトアートには、映画『耳をすませば』に登場するアンティーク家具や時計の修理などを行う店・地球屋が描かれている。
日程は11月2日(土)〜4日(月)、15日(金)〜17日(日)の6日間。場所はジブリパークを含む愛・地球博記念公園内。料金は有料で事前申込制となる。
近藤喜文監督の唯一の長編作品『耳をすませば』
宮﨑駿さんと高畑勲さんの両監督から信頼されながら、47歳で亡くなった近藤喜文監督の唯一の長編アニメーション映画『耳をすませば』。
柊あおいさんによる同名の少女漫画を原作に、1995年に映画化されると、思春期の登場人物たちが友人や恋愛関係、進路に悩む姿が大きな反響を呼んだ。
スタジオジブリとしては比較的珍しい現代日本が舞台の作品で、劇中に実在の場所が多く登場する東京・多摩の聖蹟桜ヶ丘は、今でも“聖地”として親しまれている。
2022年には、清野菜名さんと松坂桃李さん主演で実写映画化された。
『耳をすませば』を想起させるコンセプトアートとムービー
今回、ジブリパークの新展開として解禁された『耳をすませば』的な何かを予感させるコンセプトアート。
そこに描かれているのは、映画『耳をすませば』の主人公・月島雫が偶然たどりついたお店・地球屋と、その地球屋を見上げる女の子の姿だ。
さらに、コンセプトムービーにはジブリパークのある愛・地球博記念公園をゆっくりと散歩しているような情景と、耳をすませる女の子の印象的なシーンが登場している。
冒頭のヴァイオリンと思しき音色もどこかで聞いたことがある印象。詳細は不明だが、『耳をすませば』に関わるイベントになりそうだ。
ちなみにイベント期間である11月は、『耳をすませば』本編の時間軸において、クライマックスが描かれた季節でもある。雫の執筆した物語が完成し、その翌日に聖司と再開しエンディングを迎えるという流れだ。
なお、ジブリパークの青春の丘エリアには、『耳をすませば』の物語の舞台のひとつである「地球屋」と「ロータリー広場」、『猫の恩返し』に登場した「猫の事務所」をモチーフにした建物がある。
スタジオジブリ作品の世界を表現 開園して2年を迎えるジブリパーク
ジブリパークは、2022年11月に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に開園した公園施設。
パーク内には、2024年3月に開園した魔女の谷をはじめ、ジブリの大倉庫、どんどこ森、青春の丘、もののけの里の5つのエリアが存在。
『となりのトトロ』『もののけ姫』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』といった歴代作品にまつわる体験施設、ショップ、レストラン、乗り物/遊具が並んでいる。
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イベント情報
「ジブリパークの“ ”世界」
- 日程
- 11月2日(土)-4日(月)、15日(金)-17日(日) 6日間限定
- 場所
- ジブリパークを含む愛・地球博記念公園内
- 料金
- 有料(事前申込制)
【ジブリパーク概要】
ジブリパークは愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内にある、スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設です。長く親しまれてきた公園の歴史や環境を大切にしながら、5つのエリアが作られました。
「ジブリの大倉庫」は、“ジブリ”にまつわる様々な展示が詰まった大空間の屋内施設。「青春の丘」には、『耳をすませば』に登場する「地球屋」などの建物があります。「どんどこ森」は『となりのトトロ』の世界が感じられ、「サツキとメイの家」の裏手の山を登ると、トトロを模した木製遊具「どんどこ堂」が待っています。「もののけの里」は隣接する「あいちサトラボ」と一体となった里山的風景が広がるエリア。体験学習施設「タタラ場」があります。「魔女の谷」は、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『アーヤと魔女』といった魔女と魔法にまつわる作品をイメージしたエリアです。
ジブリパークは予約制。チケットは「ジブリパーク大(おお)さんぽ券」 「ジブリパーク大(おお)さんぽ券プレミアム」 「ジブリパークさんぽ券」の3種類です。
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