スタジオジブリ制作の宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』が、第96回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した。
日本時間3月11日朝に、アメリカ・ハリウッドのドルビーシアターで行われた授賞式で発表された。
宮崎駿監督がアカデミー賞・長編アニメーション賞を受賞するのは、2003年の第75回における『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶり2回目となる。
『君たちはどう生きるか』のほかには、『マイ・エレメント』『ニモーナ』『ロボット・ドリームズ』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』がノミネートされていた。
引退を撤回し制作 宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』
『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿さんが監督・原作・脚本を担当したスタジオジブリ制作のアニメ映画。
『風立ちぬ』で宣言していた引退を撤回し、7年かけて完成させた。
劇場公開までに明らかになっていた情報がポスタービジュアル1枚のみ。さらに、テレビCM等の宣伝も行われない異例の対応の中、2023年7月14日に公開された。
公開以降に音楽の久石譲さんなど主要制作陣が発表。
主題歌を米津玄師さんが担当したことや、声優キャストとして山時聡真さん、菅田将暉さん、柴咲コウさん、あいみょんさん、木村佳乃さん、木村拓哉さんらが参加していたことが明らかになった。
興行収入は、3月3日までに89.7億円を記録している(興行通信社調べ)。
ゴールデングローブ賞、アニー賞などで受賞
北米では2023年12月8日から公開開始。オープニング興収1280万ドルを記録し、北米興収ランキングで1位を飾る好発進を見せた。
賞レースでは、第89回ニューヨーク映画批評家協会賞でアニメ映画賞を受賞。アカデミー賞の前哨戦とされる第81回ゴールデングローブ賞では、日本の作品として初めてアニメ映画賞を受賞した。
さらに、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる第51回アニー賞では、絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞を受賞。
なお同賞で最も権威があるとされる長編作品賞には『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が選ばれていた。
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