ホラー作家の背筋さんが新刊『穢れた聖地巡礼について』を、9月3日(火)に株式会社KADOKAWAから刊行する。
新刊の舞台は廃墟。背筋さんは自身のXにて、「幽霊を信じない人、幽霊が見える人、そんなことどうでもいい人が心霊スポットを調査するお話」であると綴っている。
また、背筋さんは8月15日(木)22時からBSテレ東の番組「あの本、読みました?」に登場。自身初となるTV出演で、ホラー小説の楽しみ方を解説する。
昨今のホラーブームを牽引する作家・背筋とは
背筋さんは2023年、小説投稿サイト「カクヨム」に掲載した『近畿地方のある場所について』がネットで話題になり書籍化し作家デビュー。
同作は20万部のベストセラーとなり、宝島社の『このホラーがすごい! 2024年版』では国内編1位を獲得。昨今のホラーブームを牽引する作品となった。
新刊『穢れた聖地巡礼について』は、心霊スポット突撃系YouTuberの本の企画を担当するフリー編集者が主人公。
現在「カクヨム」には、新刊に関連する掌編が掲載されている。
『穢れた聖地巡礼について』あらすじ
フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。
しかし、書籍化企画を通すには『オカルトヤンキーch』のチャンネル登録者数は心許ない。企画内容で勝負するべく、過去に動画で取り上げた心霊スポットの追加取材を行うことに。
池田と小林はネットなどで集めた情報をもとに、読者が喜びそうな考察をでっちあげていく――。
背筋が小説だからこそのホラー表現について解説「あの本、読みました?」
TV番組「あの本、読みました?」は、女優の鈴木保奈美さんがMCをつとめる読書エンターテインメント番組。
番組では、背筋さんが『近畿地方のある場所について』でも採用している「モキュメンタリー小説」という技法や、小説だからこそのホラー表現について紹介。
ホラーが苦手という鈴木保奈美さんと角谷暁子アナウンサーに、背筋さんが「ホラー小説はカレーと一緒」とホラー小説の楽しみ方をプレゼンする内容となっている。
背筋さんコメント
ホラーが苦手なお二人に恐怖の魅力を語るという、大役かつ難役を務めさせていただきました。
観ていただいた方にも、ホラー小説の奥深さを知っていただけるとうれしいです。
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