大森時生、梨らホラー文化の旗手による論考集『ジャパン・ホラーの現在地』刊行

大森時生、梨らホラー文化の旗手による論考集『ジャパン・ホラーの現在地』刊行
大森時生、梨らホラー文化の旗手による論考集『ジャパン・ホラーの現在地』刊行

『ジャパン・ホラーの現在地』/画像はAmazonより

怪談/オカルト研究家の吉田悠軌さん編著による『ジャパン・ホラーの現在地』が、7月5日(金)に集英社から刊行される。

『ジャパン・ホラーの現在地』は、作家、テレビプロデューサー、映画監督、配信者など、現代ホラー文化の旗手たちと語る論考集。

国内ホラー文化の最前線のクリエイターによる論考やインタビューなどを通じて、「今、なにが怖い?」を明らかにする。

ホラー文化の旗手たちが寄稿『ジャパン・ホラーの現在地』

吉田悠軌さんは怪談やオカルトをテーマに、編集者/作家として活動。

『オカルトスポットマガジン 怪処』の編集長をつとめ、『一生忘れない怖い話の語り方』や『現代怪談考』などの怪談にまつわる書籍を刊行してきた。

『ジャパン・ホラーの現在地』では、テレビ東京で放送されたフェイクドキュメンタリー(モキュメンタリー)番組『イシナガキクエを探しています』のプロデューサー・大森時生さんや、小説『かわいそ笑』『6』のホラー作家・さんなどの論考を収録。

さらに、『近畿地方のある場所について』の背筋さんや、ホラー漫画専門レーベル「釘書房」編集長の緑の五寸釘さんなども寄稿。

テレビや小説、漫画など様々な形式のホラーカルチャーを横断する論考集となっている。

なお、電子版のみの特典として、テレビ東京60周年記念式典で開催されたイベント『祓除』についての座談会「『祓除』とはなんだったのか」を収録。大森時生さん、寺内康太郎さん、梨さん、背筋さんが参加した。

『ジャパン・ホラーの現在地』目次

1章 今、テレビだからこそ出せる「怖さ」 ーー大森時生
2章 『近畿地方のある場所について』が明らかにしたヒットの要件 ーー背筋
3章 文字の怪談、声の怪談 ーー黒史郎
4章 インターネットで語られる怪談 ーーかぁなっき 煙鳥
5章 回帰と拡散のホラーゲーム 2015-2024 ーー向江駿佑
6章 汲めども尽きぬ「民俗ホラー」という土壌 ーー澤村伊智 飯倉義之
7章 ほんとにあった! 心霊ドキュメンタリーの世界 ーー寺内康太郎 心霊ビデオ研究会
8章 透明な私 ファウンド・フッテージの作り方 ーー梨
9章 ブームからリバイバルへ ホラー漫画の40年 ーー緑の五寸釘


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