漫画としての骨子が完成していた序盤
本作は序盤から終盤にかけて、作風が大きく変わっていった漫画です。
序盤は刃と鬼丸のライバル関係を中心にしつつ、カエル男やクモ男など、ユーモアのある造形をした怪人が多数登場するような、コメディタッチな作風でした。
刃が400年に渡り誰にも使えなかった魔剣の主になる王道の展開や、鬼丸が刃に向けて送り出す怪人たちがみんな間抜けだったりする、明るい「スーパー戦隊シリーズ」のような雰囲気があります。
宮本武蔵や佐々木小次郎といった、実在の剣豪も超展開の力技で登場。コミカルさも兼ね備えた彼らの存在は、名脇役として終盤まで作品を支えました(柳生十兵衛をモデルにしたキャラクターや、沖田総司の子孫も出てきます)。
初期から最後まで活躍する大半のキャラクターも出揃っており、漫画としての骨子は初期で完成していたように思います。
ヒロイン・さやかとのロマンスも描かれた中盤
しかし7巻半ばからの中...
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