ボカロP・サツキさんの楽曲「メズマライザー」のMVの再生回数が、5月11日に1000万回を突破した。
MVが公開されたのは4月27日。日本国外からの注目度も高く、わずか2週間で大台を突破したこととなる。
5月17日(金)には、「メズマライザー」の各種ストリーミングサービスへの配信が予定されている。
『プロセカ』にも採用される気鋭のボカロP・サツキ
サツキさんは、2019年に活動を開始した気鋭のボカロP。
リズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(以下、プロセカ)』の楽曲コンテスト「プロセカNEXT」やボカロ楽曲の投稿イベント「無色透名祭Ⅱ」などに参加。
第16回の「プロセカNEXT」では、楽曲「CIRCUS PANIC!!!」が高い評価を獲得し、『プロセカ』へと収録されている。
「pure pure」で話題のクリエイター・channelがMVを担当
「メズマライザー」のMVを手掛けたのは、VOCALOIDの二次創作イラストやアニメーションを投稿しているchannelさん。
ボカロP・DECO*27さんの楽曲「ラビットホール feat. 初音ミク」にアニメーションを付けた二次創作動画「Pure Pure」が大ヒット。
channelさんの動画形式自体がミームのように定型化し、多数のn次創作作品が登場。「Pure Pure」自体が、このムーブメントの名前として注目を集めている。
逃避と狂気をポップに描く「メズマライザー」
楽曲「メズマライザー」では、そんな気鋭のクリエイター2人がタッグを結成。歌詞と映像それぞれが高い評価を集めている。
タイトルにもなっている“mesmerize”は、人に催眠を掛けたり、魅了するという意味の単語。
音楽と歌詞では、現実世界からの逃避の対象として人々を魅了するもの=メズマライザーと、そこにすがるしかない人々の心情や様子を軽やかに描写。
MVでは、踊りながらも徐々に狂っていってしまう初音ミクと、その様子に恐怖しながらも踊り続ける重音テトを、こちらもポップな絵柄で描いている。
考察要素、キャラデザ、楽曲性「メズマライザー」人気の秘訣
楽曲が公開されると、音楽性やMVのポップさが国内外で話題に。
MVには、考察を呼ぶような演出が多数仕掛けられている。コメント欄では世界のリスナーが活発に意見交換をしており、そういったコミュニティの熱量の高さも今回のヒットに貢献していると思われる。
また、MVの後半で登場する狂ってしまった初音ミクのデザインも人気が高く、多数のファンアートが投稿されている。
サツキさんは今回のヒットに関して、自身のXに、視聴者の半数が海外のユーザーであることや、アニメーションと楽曲双方が評価されている旨をポストしている。
一方、channelさんもまた、今回のヒットに対して「間違いなくサツキさんと私、どちらもが死力を尽くしたからこその結果だと思います」と思いの丈を自身のXにポストしている。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:10317)
すごく分かりやすくていいと思いました