VTuberグループ・あおぎり高校は3月26日、公式YouTubeチャンネルで新たなメンバーとして、株式会社ICT(以下、ICT社)からエトラさんと嫁ノ萌実さんの加入を発表した。
新加入と言いつつも、エトラさんは2023年4月からあおぎり高校に一時的に移籍しており、今回の発表で正式加入となった格好だ。
嫁ノ萌実さんは、自身も2次元系YouTuber/VTuberであるエイレーンさんの協力を経て、2017年から活動開始。その後、ICT社のサポート・マネジメントを受けて活動していた。
エトラ、1年間の移籍を経てあおぎり高校に正式加入
あおぎり高校の運営は2023年4月1日、Brave group傘下のクリエイトリングからゲオホールディングス傘下のviviONに移管した。
同日、あおぎり高校にエトラさんが一時的に移籍することが発表。移籍の理由としては、ICT社が別事業で多忙になり、エトラさんの運営としてサポート体制を取りにくなったからと説明された。
移籍以降、現在に至るまでのおよそ1年間、グループのメンバーと共に活動を続けてきた。
一時的とはいえ、エトラさんはあおぎり高校が出展・参加した「コミックマーケット」や「東京ゲームショウ」などのイベントに登場。他のメンバーと同じく、あおぎり高校の一員としてパネルに展示されたり、グッズが販売されていた。
嫁ノ萌実もあぎりき高校へ移籍、背景にICT社との友好関係?
エトラさんの正式加入に加え、今回の発表では同じくICT社のサポートを受け活動していた嫁ノ萌実さんの、あおぎり高校移籍が決定。
動画の内容にれば、これまであおぎり高校は、収録時にICT社のモーションキャプチャースタジオを使用。今後は両社でスタジオを設置し、映像コンテンツを制作する予定もあるという。
エトラさんと嫁ノ萌実さんの加入の背景には、こうした両社の友好的な関係があるとみられる。
発表時の動画では、嫁ノ萌実さんが移籍を初めて聞いた際の心境を告白。「あのあおぎりの箱で萌実がやっていける……?」と不安があったことを冗談交じりに明かしいた。
VTuber黎明期から活動する嫁ノ萌実さんは、これまで一切グループに所属した経験がない。そのため、ファンにとっては今後新たな展開が見られるかもしれない。
エトラ、嫁ノ萌実とエイレーンとの関係 運営はICT社代表が担当
ここまで度々登場する「エイレーン」についても触れておきたい。
エトラさんがあおぎり高校への一時移籍を発表した際「エイレーンファミリーの」と自己紹介したように、エトラさんと嫁ノ萌実さんは、“エイレーン”と関わりのあるVTuberだ。
今回の動画でも言及されており、まず嫁ノ萌実さんは、冒頭で触れた2次元系YouTuber/VTuberのエイレーンさんとは、立ち上げ当初の1~2年間程度、関わりがあったと説明。
エトラさんの場合は、当該のエイレーンさんとは面識がないことが明らかになった。近年の2人の運営には、ICT社の社長である山口徹さんが携わっていたようだ。
エイレーンを巡るトラブル、ICT社は一切関係なし
動画でこうした説明が行われるのは、現在エイレーンさんが別の話題で注目を集めているからだ。
ミライアカリさんやヨメミさんの生みの親として知られるエイレーンさんは、2024年2月頃からAVTuber事務所・HLive(えちライブ)代表のクリス林さんと金銭・契約等のトラブルがあることを公表。
この騒動に関連して、“エイレーン”の名を冠して活動してきたエトラさんや嫁ノ萌実さんをマネジメントを担当するICT社にも問い合わせが殺到。
そうした状況を受けてICT社は同月、声明を発表。
2019年から2022年にかけてエイレーンさんと共同でYouTubeチャンネルを運営していたものの、現在は雇用等を含めて一切関係ないと説明していた。
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