日本テレビは2月15日、コーポレートサイトでドラマ『セクシー田中さん』に関する声明を発表した。
声明の冒頭では、1月29日に亡くなったことが報じられた芦原妃名子さんへ哀悼の意を表している。
ドラマ制作部門から独立した特別調査チームを設置
日本テレビは声明で、「『セクシー田中さん』の漫画・ドラマを愛していただいている読者・視聴者の皆様、ドラマの出演者、関係者の皆様に、多大なるご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。
ドラマ制作を巡る騒動に関して「極めて厳粛に受け止め、これまで独自に社内調査を行っておりました」と報告した。
その上で今回、原作漫画を発行する小学館や、外部有識者の協力を得た上で、「ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置」することを明らかに。
特別チームでは、「早急に調査を進め、真摯に検証し、全ての原作者、脚本家、番組制作者等の皆様が、より一層安心して制作に臨める体制の構築に努めてまいります」と説明している。
ドラマ『セクシー田中さん』制作を巡る騒動
ドラマ『セクシー田中さん』の制作を巡る騒動が表面化したのは1月26日。
原作者・芦原妃名子さんと制作側とでドラマの脚本に対して意見の相違があることが明らかになり、SNSで誹謗中傷が巻き起こる騒動に発展。
その後、1月29日に芦原妃名子さんが亡くなっていたことが判明。同名の原作漫画の発行元であり、ドラマ化にあたって窓口となった小学館、そしてドラマを制作・放送した日本テレビの対応が注目を集めた。
日本テレビは当初、ドラマの公式サイトで「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」とコメント。
その上で、「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら 脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」と説明し、批判の声が上がっていた。
なお、小学館サイドは2月8日、「小学館 第一コミック局 編集者一同」名義(その後小学館としても発表)で声明を発表。「個人に責任を負わせるのではなく、組織として今回の検証を引き続き行って参ります」と報告している。
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