スタジオジブリ、日本テレビの子会社に 後継者問題の解決に動く

スタジオジブリ、日本テレビの子会社に 後継者問題の解決に動く
スタジオジブリ、日本テレビの子会社に 後継者問題の解決に動く

スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』の場面写真/画像は公式サイトから

日本テレビホールディングス株式会社が9月21日(木)、連結子会社である日本テレビ放送網スタジオジブリの株式を取得したことを発表した。

これにより、スタジオジブリは日本テレビ放送網の子会社に。

なお、日本テレビは議決権所有割合42.3%の筆頭株主となる。

金曜ロードショーや製作出資で貢献してきた日本テレビ

日本テレビホールディングスは、スタジオジブリの子会社化について公式サイトでニュースリリースを発表。

子会社化の理由について、「日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると考え、同社の株式取得を決定しました」などと説明している。

日本テレビは1985年に『風の谷のナウシカ』をテレビで初放送して以来、現在に至るまで映画の放送枠「金曜ロードショー」でスタジオジブリの作品を放送。

2023年6月から展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」も開催されている。 また、『魔女の宅急便』(1989年)からは映画の製作に出資。2001年に開館した三鷹の森ジブリ美術館の設立を支援するなど、スタジオジブリと親交を深めてきた。

スタジオジブリと日本テレビの信頼関係が子会社化に繋がる

スタジオジブリも今回の子会社化に関するリリースを公式サイトに掲載。

7月に公開された宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の興行的な成功や評価に対する感謝を述べながら、長年にわたり後継者問題に悩まされていたと、今回の子会社化の背景を説明した。

スタジオジブリの経営を後任する候補を検討するなかで、関係の深い日本テレビと話し合いの場を設置。

最終的に「これまでスタジオジブリの価値観を尊重しながら長く付き合いを続けてきた日本テレビだからこそ、スタジオジブリの『もの作り』やブランド価値を永続的に守ることができると確信した」と判断。

プロデューサーの鈴木敏夫さんが、日本テレビの代表取締役会長執行役員・杉山美邦さんに、経営のサポートを申し入れたことなどを明かしている。

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