上田竜也×櫻井翔「光射す方へ」レビュー  共作のラップで示す“男たちの生き様”

上田竜也「光射す方へ」MV

KAT-TUN上田竜也さんの楽曲「光射す方へ」のリリックビデオが、Storm Labels(旧ジェイ・ストーム)のYouTubeチャンネルで2月7日に公開された。

「光射す方へ」は、同日に配信開始された、上田竜也さん初となるソロEP『ギリスト!』の収録曲。

表題曲と同じく、上田竜也さんと櫻井翔さんが共同制作したラップロックだ。

約15年来の櫻井翔ファンである筆者(※)も、配信開始と同時に本楽曲を試聴。聴き終わった際、彼らの気高き闘争心は、40代になった今でもなお燃え続けていると理解させられた。

(※)そういった背景もあり、今回のレビューは櫻井翔ファンから見た「光射す方へ」のレビューになっている。何卒ご容赦願いたい。

上田竜也と櫻井翔による所信表明

上田竜也さんが、“アニキ”と慕う櫻井翔さんと共に、楽曲デモの選定から作詞、楽曲タイトルの考案、レコーディングまで携わった(※)という「光射す方へ」。

“Yo! Are you ready? Ready to make some noise?”という荒々しい挑発から繰り出されるのは、泥臭くも前に進み続け、その生き様で心を奪い続けるという、リスナーへの所信表明だ。

立ち上がれ 我がBrother and Sister
時にそりゃ俺らだって 四苦八苦
いくら絶っても解けない 絆

待ちなされ 品定めるMr.
こちとら時が奏でる Tic tac
品格で一撃必殺
Forever we tight 上田竜也「光射す方へ」フックの歌詞(コーラスは省略)

フック(=ヒップホップにおけるサビ部分)では、低音弦の武骨なギターリフ&シンセリフに乗せ、真正面からライム(=韻)を叩きつける。

“Sister”、“四苦八苦”、“絆”、“Mr.”、“Tic tac”、“品格”、“必殺”と、細かくタイトに刻むライムは力強い(フックの最後の“we tight"も響きが揃えられている)。

表題曲「ギリスト!」も含め、韻を硬く踏み、「言葉を伝える」ことを最優先にしているのかの如く明確に発音する、櫻井翔さんのラップスタイルが、上田竜也さんへと継承されている。

(※)特設サイトの楽曲紹介によれば、共同制作する際「今の想いを交互にRAPにのせた」という。

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