にじさんじ5周年ライブ「SYMPHONIA」 Day2レポート 全員主役のお祭り騒ぎ

個性爆発のソロパフォーマンスリレー

星川サラさんがソロで披露したのはryoさんの「メルト」だ。キャッチフレーズである「輝く一番星」を体現する全開のパフォーマンスで、見る者全てをときめかせてみせた。 次なる曲はリゼ・ヘルエスタさんがソロで上田麗奈さんの「リテラチュア」をカバー。スタンドマイクの前に立って透明感あふれる歌声を響かせ、心に染み入るような清らかなパフォーマンスを展開。

続いてバトンを受け取ったのは不破湊さんだ。n-bunaさんの「夜明けと蛍」をソロでカバーし、消え入りそうな優しい歌声に確かな熱を込めていく。

そして圧巻のソロブロックのラストは、長尾景さんが亜沙さんの「吉原ラメント」を歌唱。扇子を持って舞い踊りながら妖艶なる歌声を響かせると、なんと両手の扇子が一瞬で刀に変わる驚愕の演出が。 炎が燃え盛る中、優雅に刀を振りかざし、スペシャルなステージならではのイリュージョンも魅せたところでソロパートを締めくくった。

勢いそのままに長尾景さんと渡会雲雀さんの2人が繰り出したのはDa-iCEの「スターマイン」。うなりを上げて轟く2人のパワフルな歌声に合わせて、ステージ上にも火花が舞い散り、フロアの至る所へ歓喜の花火を咲かせる。 やりきった表情の2人に星川サラさんと不破湊さんが合流。4人による穏やかな雰囲気のトークが会場を包んだかと思うと、はやいものでライブは最終ブロックへと突入していく。

月ノ美兎が総括する5年間「取返しつかないところまで来ちゃいましたよ」

満を持してのソロで月ノ美兎さんが披露したのはセラニポージの「ラビットパニック」。キュートな歌声で楽曲のファンシーな世界観を補強すると、背景映像にはうさ耳をつけた各メンバーも勢揃い。底無しのトリップへファンを引きずり込んでいく。

最終的にはオーディエンスにもサイリウムを頭にあててのウサギポーズを要求し、バンドメンバーにすらもうさ耳を装着させ、会場をウサギ尽くしに。 月ノ美兎さんは満面の笑みで大ウサギ増殖空間を見渡すと「取返しつかないところまで来ちゃいましたよ、ここまで来たら5年から先も突っ走っていきましょう!今後ともよろしくお願いします!」と叫んで続いていく未来を約束した。

月ノ美兎さん、星川サラさん、リゼ・ヘルエスタさん、壱百満天原サロメさんのガールズ大集合で披露したのはアニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』から「Girlish Lover」。

アイドルステップを繰り出しながら可愛くパフォーマンスを展開すると、どこかで見たことのある男性の人形がステージに乱入。それを取り合ったり投げ捨てたりと好き放題しながらも、それぞれの個性をスパークさせて賑やかにステージを彩る。 続いては壱百満天原サロメさんとジョー・力一さんがステージに揃うと、その間には二人を結ぶキーパーソンにしてにじさんじお嬢様界の始祖、鹿鳴館キリコ様の姿が。

まさしく夢の共演というべき3人が披露したのはAngelaの「乙女のルートはひとつじゃない!」。それぞれのお嬢様哲学をぶつけ合う優雅な様に大きな声援が巻き起こると、鹿鳴館キリコ様はそれに応えるかのように、巨大化してみたり分身してみたりと好き放題。

型破りなお嬢様スタイルを強固に示すとライブはクライマックスへ加速していく。 ジョー・力一さん、リゼ・ヘルエスタさん、不破湊さん、長尾景さん、壱百満天原サロメさんの大所帯5人ユニットでワンダーランズ×ショウタイムの「ニジイロストーリーズ」をパフォーマンス。

クリスマスイブにピッタリな楽曲に合わせて5人ならではの掛け合いやダンスを合わせ、豪華絢爛なショーを完成させた。

本編の最後はジョー・力一さん、不破湊さん、長尾景さん、渡会雲雀さんでKing Gnuの「Teenager Forever」を歌唱。かき鳴らされるアコギの音色に合わせて、踊るように歌声を重ねると最後まで楽しく騒がしく本編はフィナーレを迎えた。

ジョー・力一が語る決意「これからも我々は主役になります!」

色とりどりのサイリウムの輝きと共に轟くアンコールの声に応え、再び8人が並んでオンステージ。ここまでのステージを彩った超強力バンドメンバーを紹介すると共に、スタッフやファンへの感謝の気持ちを伝え、それぞれが思いを伝える最後のMCへ。

強い思いを持ってステージへ立った一人ひとりが熱い思いを述べていくと、最後はジョー・力一さんがイベント全体のコンセプトである「主役になろう。」と絡めて「みなさんと一緒に、これからも我々は主役になります!」とビシッと締め上げた。 オーディエンスと記念撮影もしたところでいよいよ真なるクライマックスへ。

正真正銘のラストを飾るのはやはりこの曲、「Virtual to LIVE」だ。にじさんじ1周年を記念してつくられたオリジナルソングとして何度となく大事な場面で披露されてきた曲だが、1年の年輪を重ねまた大いなる意味を持って響き渡る。

どうしようもなく今を生きてる この声が届く未来が 幸福だと言えるようにただ歌おう Virtual to LIVEvia.Virtual to LIVE

初のオリジナルソングながらにじさんじの在り方をこれ以上なく表現しきった名曲を全員で歌い上げる。8人の表情は、終わりゆく特別な瞬間を惜しみながらも、未来を見すえてまばゆいほどに輝いていた。

最後は満員のフロアから配信で見守るファンたちまで巻き込んでの大シンガロングを巻き起こして祝宴は華々しく幕を下ろした。

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