“サムネはちゃんとつくる派” 緋崎ガンマ流デザイン論
──ホロスターズのメンバーが集まる雑談配信「スタ雑」で、緋崎ガンマさんは「サムネはちゃんとつくる派ですね」「サムネつくるの、割と好きなんですよね」と話していました。改めて、サムネイル制作のどんな所が好きですか?「こういう画面構成にしたらみんな気になってくれるかな」とか。あとは「今回、綺麗にはまったな」とか「美しくできたな」っていう自己満足もちょっとあるかもしれません(笑)。
──ご自身では、サムネイルのクオリティによる視聴者数の違いは実感されているのでしょうか?
緋崎ガンマ もちろん、サムネイルだけですべてが決まるわけじゃないと思います。
それでも、サムネイルがうまくできたときは、配信前からちょっと反応がよかったりするんです。「今回のサムネいいね」とか、Twitterのリプライや配信開始前のチャット欄で言ってもらえたりするんですよね。
──緋崎ガンマさんの配信のサムネイルは、並べたときに統一感がありますよね。そういったデザイン的な部分は、ご自身で意識されているのでしょうか? 緋崎ガンマ 正直、統一感は……たまたまっす!
──(笑)。情報が多すぎず少なすぎず、かつ目を引くデザインだと感じます。こだわりがあるんじゃないかなと。
緋崎ガンマ ゲーム配信だったら何のゲームをやるのか、ゲーム以外の配信だったら何をするのか──それができる限り一目でわかるように心がけてますね。
コラボ配信のときには、俺よりコラボ相手の方が目立つようにしています。まあ、大人数の時にはアイコンを並べるだけになっちゃったりするんですけど……。
あとは、文字をでかくしたり、企画の趣旨をでかくして強調するのも重視していますね。フォント選びも感覚的なんですけど、読みやすいか/読みにくいかってところは強く意識してます。
──見る側の視点に立つ、ということでしょうか。
緋崎ガンマ もちろんそうなんですけど……まずは自分の直感を信じてますね。「読みづらいなー」とか「この色はよくないなー」とか。
緋崎ガンマ「プロとして、イラストの仕事を引き受けられるようになりたい」
──VTuberシーンでは、視聴者がSNSに投稿したファンアートを、配信者自身がサムネイルなどに使用する風土が形成されています。ご自身もイラストレーターである緋崎ガンマさんは、こういった2次創作文化をどのように見ていますか?緋崎ガンマ アシスタントのみんなも忙しいと思うんですよね。そんな中で自分のために時間を割いて絵を描いてくれていることに、言葉で言い表せないくらいの感謝の気持ちがあります。
描いたからってお金をもらえるわけでもないし、本人からいいね!とかリツイートとかの反応がない可能性だってあるわけで──俺はしっかり全部見てますけどね!(笑)
それでもファンアートを描いてくれてるのは、ものすごいことだと思います。自分自身、イラストを描く身だから理解してるつもりです。もちろん、全てをサムネイルに使わせていただくことはできないけど、一枚一枚ちゃんと見て、すごく感謝してます。
──表現する大変さを知っているからこそ、ですね。
俺自身、うんうん唸りながら絵を描いてるんですけど……理想とはまだほど遠いし。プロとしてお金をいただけるレベルには達してないなって日々痛感してますからね。
──本日はありがとうございました。最後に、今後の目標や展望について教えてください。
緋崎ガンマ いろんな目標があるけど、VTuberでイラストを描ける人間として第一人者……とまではいかなくても、「イラストを描けるVTuberといったら緋崎ガンマだよね」と言われるくらいの存在になりたい! と思っています。
俺はVTuberの中で、まだまだ認知度が低いことを自覚していて。俺が絵を描けることを知らない人もたくさんいる。努力あるのみですよ。
あとは、自分の絵がちゃんと評価されて、お仕事として描かせてもらう機会があれば良いなと思います。
俺の絵を使った広告が、駅や人の目につく場所で展示されたらめちゃめちゃ嬉しいと思う。そこを目指して頑張っていきます!
Adobe Expressでサムネイル画像をつくってみる Ⓒ 2016 COVER Corp.
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緋崎ガンマ
バーチャルYouTuber
裏社会でビジネスをしながら、絵を描くハイパーパリピ漫画家。
漫画こそがサイキョーだと思っていたが、歌って踊れるアイドルもまたサイキョーであることを知り、さらなるサイキョーを目指している。
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