歌い手グループ「めろんぱーかー」インタビュー 推しに届ける愛とエゴ

めろぱかはグループだからこそ“できない”を克服する

──お二人の関係性や魅力が非常によく伝わってきました(笑)。そんななろ屋さんとのっきさんから見た、歌い手グループ・めろんぱーかーの魅力もお聞きしたいです。

のっき いい意味でみんな尖っていること。6人が違う考えを持っているからこそ、できることも無限に広がっていると感じています。

なろ屋 僕らって、いわゆる“新世代歌い手グループ”という言葉で括られがちですけど、集まったメンバーによって、当然グループの中身は結構違います。

僕らは全員、個人チャンネルで培ってきた動画編集技術があるので、6人の技術を掛け合わせてひとつの動画をつくることができる。それが僕らの強みでもあり、面白い部分だと思います。

「6人が動画編集技術を有していることが強み」と語るなろ屋さん

──これまで6人が個々で活動してきたからこその強みということですね。

なろ屋 そうですね。動画編集に限らず、それぞれが異なる活動で様々な技術や経験を積み重ねてきたからこそ、活動する上で必要なこと全てをメンバー同士で補えるんだと思います。

のっき ずっと一人で動画をつくっていると、気づかないうちに思考がテンプレ化していく。そういうデメリットを避けられるのも魅力かなって。

なろ屋 自ずと個人の力も伸びていっている印象があるよね。

──一方、グループとして活動する上での悩みはありますか?

なろ屋 個人活動と違ってグループはチームワークが大切なので、一人でも遅れてしまうと、それがグループ全体の遅れにもつながってしまうのが難しい部分だと感じています。個人だったら放置していても迷惑をかけることはないけど、グループだからこそ、できないことを克服しなきゃいけない場面も出てくる

メンバーは個人としての活動歴は長いんですけど、6人になってからはまだ半年ちょっとしか経っていません。僕も含めて、まだまだ底上げしていかなきゃいけないところがいっぱいあるなと感じることはあります。
めろんぱーかー内でのスマブラ大会
なろ屋 たとえば、のきはゲーム実況をやったことないもんね?

のっき そうなんですよ。ゲーム実況をする以前に、機械音痴なので設定もできないんです。ゲーム実況って設定が難しいんです。自分で調べてもわからなかったとき、メンバーが助けてくれるので心強いです!

なろ屋 のきが個人で活動しているだけだったら、ゲーム実況をやる機会は来なかったかもしれません。正直、苦手なことに挑戦するのは大変です。でも、それをメンバー同士の努力や助け合いで克服できるなら、すごくいいことだと僕は思います。

歌い手グループの歴史をなぞらない「めろんぱーかー」

──2023年4月には、グループ活動の目標のひとつだった1stライブ「めろんぱーてぃー 〜初ライブでもパーカーです〜」を開催されました。達成感のようなものはありますか?
めろんぱーかー1stライブ告知映像
なろ屋 僕らは普段の活動で顔を出していないので、“実在しないキャラクター”と思われている部分もあったと思います。

ツイキャスの配信中に家の中を移動すると、足音が聞こえるだけでリスナーさんから「生きているんだ!」みたいなコメントをもらうことはよくあって(笑)。

のっき わかる! 水を飲んだだけで「水、飲んでる!」みたいな。

なろ屋 そんな存在の僕らが、実際にリスナーさんの前でライブをやる意義はめちゃくちゃ大きかったです。僕ら自身が楽しみながら、成功と言えるライブができたのは、本当に良かったと思います。

──1stライブは、なろ屋さんが以前から目標として公言されていました。その実現に向け動いていたなろ屋さんの姿は、のっきさんの目にどのように映りましたか?

のっき 常人ではありえないスピードで物事を進めていて、すごく驚きましたね。

たとえばオリジナル曲の制作にしても、私は1曲をつくるのに1年かかったんです。でもなろきゅんは、1stライブが決まってからの短い期間で6曲もつくってました。

当時は、3日寝てないみたいなこともざらにあったみたいです。自分の動画投稿をしつつ、グループのこともやりつつ、曲もつくる……人間じゃないのかな? って思いました。
1stライブ後、決意を新たにするめろぱかの面々
なろ屋 そして、1stライブが終わったと思ったら、8月から始まるツアー(「めろんサマーフェスティバル ~夏のツアーでもパーカーです~」)が近づいてきて、またとんでもないことになっています。

でも、グループにとっては物凄いスピード感で駆け抜けていくのは大事だと思うので、永遠に“今が勝負”なのかもしれません。

のっき 全てのことに対して、常に全力を出し続けているみたいな感じですね。
「めろんサマーフェスティバル」グッズ紹介
──そういったライブや普段の活動において、グループの方向性や今後などを、メンバー内で話し合うことも多いんでしょうか?

なろ屋 普段から“めろんぱーかーらしさ”について話し合うことは多いよね。

僕がめろんぱーかーを始めた頃、キラキラしたコンセプトを掲げた歌い手グループが多くて。さすがに後発の自分たちが同じ方向性でやっていくのは、新鮮味も薄いし難しいだろうなって思ったんです。

だから、キラキラしたイメージとは違って、親近感を持ってもらえるような「パーカー」をグループ名に付けました。ライブでも「初ライブでもパーカーです!」ってサブタイトルに付けています。

「かっこよさより、めろんぱーかーは面白さに全振りしていく」というメッセージであると同時に、僕らの活動で一番大事にしている“めろぱからしさ”だと思います。

のっき たとえば、メンバーの誰かが提案した企画が、めろんぱーかーらしくなかったら、その企画自体が却下になることもあります。

だからといって、その企画を全否定するわけじゃなくて、却下になった企画に近しい部分も持ち合わせつつ、めろぱからしさが出せるのはどんな企画なのか、メンバー全員で再考するんですよ。

なろ屋 多くの先輩たちがつくった歌い手グループの文化は、僕らにとってもすごく大きな影響があったし、リスペクトもしています。でも、その歴史をただなぞるだけの歌い手グループにはなりたくないです。

現にめろんぱーかーは、歌い手グループシーンの中心から外れていると思うし、意識的に外れようともしています。「歌い手グループってこうだよね」じゃなくて、「めろんぱーかーならこうするよね」と思ってもらえるグループになっていきたいです。

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16件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:11001)

いま見てみると、一つ一つの言葉で泣いてまう、、、、

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:10612)

まじで何回も見てしまう。
のっきさん悲しいな…

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:10499)

やばい てぇてぇ 過ぎる

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