三者三様のユニット曲、キャストも涙した意外(?)なフレーズ
──3~5曲目は各ユニットの楽曲が収録されています。最初はスリーズブーケの「水彩世界」ですね。これまでとは違う表情を持っていながらも、まさにラブライブ!といった印象を受ける一曲になっています。楡井希実 楽曲だけ聞いても爽やかな印象を受けますよね。不安と煌めきと希望が全部詰まっていて、少し切なさもある……。
曲調もピアノのキラキラした音色がきれいですし、『蓮ノ空』の活動をすごく表している楽曲だと思うんです。 花宮初奈 淡いイメージもあるのが素敵だよね! 花帆が歌う「筆先を濡らした水が バケツの中濁るように」という表現が大好きで。この表現ってある文豪の表現でしか見たことがなくて、記憶に残っているんです。
それに歌詞を見ていくと、花帆は忘れないようにしているんですけど、梢は忘れることが大前提なんですよね。でも、花帆が思い出させてくれるっていう関係性まで詰め込まれているんじゃないかなって考えています。
野中ここな もうかっこいいの一言です! ちょっとダークな印象もありますけど、求めている先にあるものは希望だってはっきりしている。欲望や祈りが詰められた素晴らしい楽曲だと思います。
スリーズブーケの青春感や、みらくらぱーく!のおもちゃ箱をひっくり返したようなインパクトとは方向が違いますけど、一人で布団の中で聴きながら不安を少しでも払拭してくれるような楽曲になっています。 佐々木琴子 たぶん「AWOKE」の歌詞に共感してくれる人はいっぱいいると思うんですよ。自分の中にある少し矛盾した感情を歌っているんですけど、きっと同じような矛盾を抱える人はいると思うので、そこに深く頷いてもらえたら嬉しいです。
野中ここな 前向きになってもらいたいね。
菅 叶和 みらくらぱーく!はユニット名からわかる通り、はちゃめちゃ感が強い二人組。「ド!ド!ド!」って曲名も一瞬なんだこれ? ってなりますよね。なんでもありな楽曲なので、どれだけルリちゃんの個性を入れられるか意識しながら収録しました。
リリックビデオが公開されてから、この曲って泥臭い青春応援歌みたいな一面もあるんじゃないかなって。一見ふざけているようなみらくらぱーく!なんですけど、実は背中を押している要素もあるはずだと思います(笑)。
それこそ、のんすけちゃん(楡井)は「どんぶらこ」の歌詞のところで…… 楡井希実 違うでしょ!ここ!ここ!!
野中ここな 「ドン詰まりこそ」だよね!
楡井希実 そう!!!! 大好きです。
菅 叶和 「ドン詰まりこそ 無敵になるモチベーション」からのサビで泣いたらしいですし。
楡井希実 恥ず(笑)。
月音こな 早口のセルフパートは、ライブでもっと頑張っていきたいですね。コール&レスポンスが楽しい曲になりそうです。
月音こな 全部好きですが、その中で一番好きな曲です! 私はブースを暗くしながら収録するんですけど、この曲では世界観に入り込みたいあまり真っ暗にしました。
2年生の想いが少し滲み出た楽曲だと思っていて、最初に聴いたとき、2年生を1年生が支えに来てくれたような印象を受けたんです。ミニアルバムの最後を飾るエンディングみたいな雰囲気もありますよね。
菅 叶和 アプリのストーリーを知っていると知らないのとでは、楽曲に抱くイメージがだいぶ違うものになると思うんです。「永遠のEuphoria」は細かくパート割りされているんですけど、1年生は元気な掛け声パートが多くて。ラスサビの「せーのっ!」って部分は、ライブでも映えると思うので今から楽しみです。
アプリ『Link!Like!ラブライブ!』と応援してくれる人たちと直接会うライブ
──『蓮ノ空』は『Link!Like!ラブライブ!』というアプリが配信され、皆さんは連動して活動されていきます。ストーリーや配信など様々なモードが搭載されていますが、皆さんから見た魅力を教えてください。楡井希実 ぜひ、ストーリーを見てほしいです! 先日アフレコがあったんですけど、とっても緊張しながら収録したんですよ。アフレコ自体初めてだったので、ワクワクがいっぱいな花帆ちゃんをガチガチに演じてしまうこともあって。
花宮初奈 何なら今でもみんな緊張しているくらいだよね。
佐々木琴子 私、すごく楽しみながら収録してる(笑)。綴理ちゃんを担当することができて本当に良かったなって、アフレコ中に実感していました。最初は緊張していたんですけど、綴理ちゃんの方向性がわかってからは毎回楽しいです。
花宮初奈 私が担当する梢ちゃんは説明役になる機会が多いので、結構な行数のセリフもあって。だからこそ、アフレコでは単調な説明セリフにならないようにって意識しています。
佐々木琴子 私、だいたい1行……たまに5行くらいあるとびっくりしちゃう。
野中ここな (笑)。毎回ストーリーがとても感動的なので、感情移入し過ぎて、アフレコ前に読んで泣いてしまうこともありました。
佐々木琴子 みんな事前に台本を読んでるから、どこで泣いたかアフレコ当日に報告し合ってたよね。
花宮初奈 私はアフレコ中も泣いていたから(苦笑)。感情移入しすぎてもうダメでした。ストーリーを進めていくと急に鼻声になる場面があるので、どこで泣いたのかすぐにわかると思います(笑)。 ──アプリのリリースに続いて、4月21日(金)には豊洲PITで、6月4日(日)にはパシフィコ横浜でライブイベントの開催が決定しています。レッスンやリハーサルの真っ只中だと思いますが、意気込みを教えてください。
野中ここな 私たちのお披露目も配信だったので、皆さんを直接前にしたときに、どういう景色になるのかまだ想像がつかないんですよ。今はダンスや歌の練習をそれぞれしているんですけど、その成果が発揮できる場にしたいと思います。
花宮初奈 思うことはいっぱいあるんですけど……先輩方のライブを観させていただいて、そこから刺激をたくさん受けているので、早く近づけるように頑張っていきたいです。
菅 叶和 一人ひとり似ているエピソードが語れるぐらい! 例えば、この前琴子ちゃんがアフレコの休憩中にゼリーを着ていたパーカーにこぼしちゃったんです。でも、琴子ちゃんは「あっ」くらいにしか反応しなくて、そのまま放置していて。
私たちがティッシュを急いで持ってきたら、「(ゼリーを飲んで)パーカーも元気になったみたい」って言い始めて……その反応が綴理先輩過ぎるんですよ!
佐々木琴子 悪口だ(笑)! でも、メンバーみんな似ているっていうのはわかりますね。私はなすちゃん(野中)のことを役名である“さやか”って呼んじゃいますから。
野中ここな 役に馴染み過ぎて、実名で呼ばれたことがないかもしれない。
花宮初奈 なすちゃんはさやか過ぎるんだもん(笑)。
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