“ラブライブ!”としての覚悟──『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』キャスト座談会

“ラブライブ!”としての覚悟──『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』キャスト座談会
“ラブライブ!”としての覚悟──『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』キャスト座談会

『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』インタビュー

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シリーズ開始以来、すっかり人気作品として定着してきたラブライブ!シリーズ。μ’s、Aqours、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、Liella!、スクールアイドルミュージカル……と、グループを増やしながら、様々な特色・個性に満ちたスクールアイドル活動を繰り広げてきた。そしてこの春、その歴史に新たな1ページが刻まれる。

ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』(以下、蓮ノ空)。石川県金沢市にある蓮ノ空(はすのそら)女学院に所属する面々が活躍する最新作。特徴はなんといっても、シリーズ初の「バーチャルスクールアイドル」である点だ。

4月にリリースされるスマートフォン向けアプリ『Link!Like!ラブライブ!』によって、メンバーたちのトーク配信や歌唱ライブを定期的に実施。アプリを通じて、メンバーやユニットの入学から卒業までの活動がリアルタイムで展開される。

『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』

デビューミニアルバムが3月29日に発売、今後はライブイベントと、いよいよ本格始動する『蓮ノ空』について、メンバーを担当するキャスト6人にインタビュー。

日野下花帆役の楡井希実(にれいのぞみ)さん、村野さやか役の野中ここなさん、乙宗 梢役の花宮初奈(はなみやにいな)さん、夕霧綴理役の佐々木琴子さん、大沢瑠璃乃役の菅 叶和(かんかんな)さん、藤島 慈役の月音こな(つきねこな)さん。

『蓮ノ空』がデビュー作という面々も多い中、キャスト同士の関係性も垣間見える軽快かつ終始にぎやかなトークから、担当するメンバーやユニット、作品の魅力を深掘りしていく。
【画像】『蓮ノ空女学院』キャスト撮り下ろし写真 取材・文:太田祥暉(TARKUS) 撮影:寺内暁 編集:恩田雄多

目次

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの自己紹介

──まずは皆さんが担当する『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』のメンバーについて、魅力を教えてください。

楡井希実 日野下花帆(ひのしたかほ)役の楡井希実です。私が担当している花帆ちゃんはとにかく明るくって、天真爛漫な女の子です。楽しそうって思うことがあったらすぐに走り出してしまうんですけど、そこで周りにいた人も巻き込んで引っ張っていく力があります。

楡井希実さん/日野下花帆(蓮ノ空女学院1年)

野中ここな 村野さやか役の野中ここなです。私が担当しているさやかちゃんは、すごくしっかりしていて、日々コツコツと頑張れる女の子です。フィギュアスケートとスクールアイドルにひたむきな姿も魅力です。全力で空回りするところも可愛いですね。

野中ここなさん/村野さやか(蓮ノ空女学院1年)

花宮初奈 乙宗 梢(おとむねこずえ)役の花宮初奈です。私が担当する梢ちゃんは、音楽一家のお嬢様で、クラブの中で一番のしっかり者です。ただ、自分の気持ちをストレートに表すことが苦手な子で。そういうもどかしくて可愛い一面を持っているところにも注目してほしいですね。

花宮初奈さん/乙宗 梢(蓮ノ空女学院2年)

佐々木琴子 夕霧綴理(ゆうぎりつづり)役の佐々木琴子です。綴理ちゃんはふわふわした感じの女の子で、猫みたいな一面があると思います。懐いていると思ったらどこかに行っちゃって、気付いたら戻ってくる……みたいな(笑)。

メンバーごとにアイコンがあるんですが、綴理ちゃんはペンギンなんですよ。ペンギンって二足歩行の動物を見るとついていく習性があるらしいんですけど、そこも綴理ちゃんっぽいなって思います。

佐々木琴子さん/夕霧綴理(蓮ノ空女学院2年)

菅 叶和 大沢瑠璃乃(おおさわるりの)役の菅 叶和です! ルリちゃんは、一緒にユニットを組んでいる慈ちゃんのことをずっと追いかけている子です。

楽しいことを追いかけるのが大好きで、いつもめちゃくちゃ元気ではあるんですが、いろんな人に気を遣っているので充電切れになってしまうときもあって……。そのギャップが素敵だなと思っています。

菅 叶和さん/大沢瑠璃乃(蓮ノ空女学院1年)

月音こな 藤島 慈(ふじしまめぐみ)役の月音こなです。慈ちゃんはとにかく可愛らしい女の子なんですけど、それは配信者だったこともあって観られていることを自覚した可愛さなんですよね。でも、本当はわがままな一面もあるし、無理やりなこともする。そこも含めてあざとい女の子だと思います。

月音こなさん/藤島 慈(蓮ノ空女学院2年)

ラブライブ!参加へのプレッシャーと父からの言葉

──メンバーとの共通点が多い皆さんですが、そもそもオーディションに合格した際の心境はいかがでしたか?

花宮初奈 嬉しすぎて、当時の記憶がほとんどないくらい。オーディションの期間が長かったので、やっと好きな作品に関われるという気持ちが強かったです。そこからみんなとの顔合わせまで、すごい時間があって……。

月音こな ちょうどコロナに罹っていて、私がいなかった顔合わせね。だから、初めて顔を合わせたレッスンのときには、誰が誰だかわからなかったんです。

相方(※同じユニットの菅 叶和)だけは、リモートで参加した顔合わせのときから騒がしかったので、一目でわかったんですけど

菅 叶和 ちょっと!

楡井希実 初日のレッスンの帰り、二人は腕組んで帰ってたよね?

菅 叶和月音こな そうそう(笑)。

佐々木琴子 今回のグループの中で私が最年長なんですよ。だからこそ、どうやって年下の子と接したらいいんだろう? というところからのスタートでした。最初は年上らしく振る舞おうって考えたんですけど……

一同 え……?

佐々木琴子 最近は年上って思われることを諦めました(笑)。無理しすぎない方がいいですし。 ──『蓮ノ空』はラブライブ!シリーズの最新作ですが、シリーズへの参加が決まった際にはどのように感じられましたか?

楡井希実 まず、嬉しさが大爆発して、その後に「この作品が私のデビュー作になるのか!」という不安とプレッシャーがやってきました。

そもそも、私は中学生のとき、『ラブライブ!』のμ‘sのメンバーであるのんたん(東條 希)のコスプレをしていたんですよ。昔から好きだった作品なので「受かってしまった」「自分は相応しいのかな」という気持ちが強かったですね。

野中ここな お披露目配信が終わった後に、親戚のラブライブ!ファンから反応があったんです。すごく背中を押してもらえる言葉が来て、たくさんの方に見守られている実感が湧きました。同時に不安もあったんですけど、もっともっと成長しなきゃいけないなと感じました。

月音こな 私、小学生の頃にお父さんとμ‘sさんのライブに行ってたんです。だから、何かラブライブ!についてわからなくなったら、父か、同じくラブライブ!が大好きなういちゃん(花宮)に聞いています。

『蓮ノ空』のオーディションを受けた時点で私は未成年だったんですよ。受けるためには両親の了承が必要だったので、オーディション状況はずっと父にも共有していて。最初から父は「俺が育てたラブライブ!声優だって言いたい!」って夢を語っていました(笑)。
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