併せて、累計発行部数が20万部を突破したことも発表されている。
ミステリー小説の新鋭・結城真一郎
『#真相をお話しします』は、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞しデビューした結城真一郎さんによるミステリー小説集。マッチングアプリやリモート飲み会など、若者にも身近なテーマを扱った5篇を収録している。
結城真一郎さんは本作にも収録されている「#拡散希望」で、第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞しており、平成生まれ初の受賞者になった。
なお、「#拡散希望」は全文収録した無料お試し特別版がKindleストアなど各電子書籍書店で配信中(外部リンク)。新潮社の公式サイトでも全文を読むことができる(外部リンク)。
20万部を突破した『#真相をお話しします』
2022年6月30日の発売当初から話題を呼び、2022年に発売されたミステリー小説の中で最も売れた作品となった『#真相をお話しします』(三省堂書店調べ)。2023年になってもその勢いは止まらず、新人作家としては異例の累計発行部数20万部を突破。
さらには1月20日(金)に発表された「2023年本屋大賞」のノミネート作品に、直木賞候補作の『光のとこにいてね』(一穂ミチさん)や『汝、星のごとく』(凪良ゆうさん)と共に選出されている。
『#真相をお話しします』収録作のあらすじ
家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。
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