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10周年を迎える「2013年本屋大賞」受賞作が決定!

10周年を迎える「2013年本屋大賞」受賞作が決定!

百田尚樹さん著『海賊とよばれた男』(講談社)

4月9日(火)、書店員のみの投票によって選ばれる、書店員がいちばん売りたい本の賞「本屋大賞」の2013年度受賞作が発表された。2004年に始まり、今年で10回目を迎える今回の本屋大賞には、百田尚樹さん著『海賊とよばれた男』(講談社)が選ばれた。

授賞式では、昨年『舟を編む』で同賞を受賞された三浦しをんさんから花束と祝辞が送られた。受賞に際して、作家となって7年目にして初めて賞を受賞された百田さんは、「文学賞は色々あるが、『本屋大賞』は、読者の顔を見ている、文芸の世界で1番読者に近い書店員さんの賞」と喜びを語った。また、「僕の実力とは思っていない。(小説の)モデルとなった出光興産創業者の出光佐三のおかげです。日本の復興に向けて生きた人々の素晴らしさを何とか形にしたいと考えて書いた小説ですが、海賊たちの生き様を1人でも多く読者に伝えたいという書店員さんの気持ちが受賞に繋がったのではないか」ともコメントしている。

『海賊とよばれた男』は、出光興産創業者の出光佐三をモデルに、実際におこった「日章丸事件」を描いた歴史ドキュメント小説として評価が高く、〝LINE初の連続小説〟として注目を集めていた『世界から猫が消えたなら』などの多彩な候補作品をおさえての受賞となった。

また、去年から始まった「翻訳小説部門」の第1位は、『タイガーズ・ワイフ』テア・オブレヒト・著、藤井光・訳(新潮社)が受賞した。

今回で10回目を迎える「本屋大賞」は、出版不況に対する書店からのレスポンスとして、「売り場からベストセラーをつくる!」という目的のもとに創設された文芸賞だ。過去には、小川洋子さん著『博士の愛した数式』(新潮社)、湊かなえさん著『告白』(双葉社)、 伊坂幸太郎さん著『ゴールデンスランバー』(新潮社)などが受賞している。

創設10周年という大きな節目を記念して、2014年2月から3月にかけて、「本屋大賞10周年記念フェア」を全国書店で開催予定とのこと。フェアの売上げの一部は、日本書籍出版協会・日本雑誌協会・日本出版クラブと、出版関係諸団体によって設立された「大震災 出版対策本部」を通して寄付される。


本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/


【2013年本屋大賞ノミネート作品(作品名五十音順)】
『きみはいい子』/中脇初枝(著)ポプラ社
『屍者の帝国』/伊藤計劃、円城塔(著)河出書房新社
『晴天の迷いクジラ』/窪美澄(著)新潮社
『世界から猫が消えたなら』/川村元気(著)マガジンハウス
『ソロモンの偽証』/宮部みゆき(著)新潮社
『百年法』/山田宗樹(著)角川書店
『ふくわらい』/西加奈子(著)朝日新聞出版
『光圀伝』/冲方丁(著)角川書店
『楽園のカンヴァス』/原田マハ(著)新潮社
『64』/横山秀夫(著)文藝春秋


【2013年実施要項】
■選考期間 : 2012年11月〜2013年4月
■対象作品 :「本屋大賞」2011年12月1日〜2012年11月30日の間に刊行された(奥付に準拠)日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)
      「翻訳小説部門」2011年12月1日〜2012年11月30日に日本で刊行された翻訳小説
■投票参加資格者 : 新刊を扱っている書店の書店員であること(アルバイト、パートも含む)


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