田舎に帰りたくなる人続出! 自主制作アニメ『nothing』が話題

田舎に帰りたくなる人続出! 自主制作アニメ『nothing』が話題
田舎に帰りたくなる人続出! 自主制作アニメ『nothing』が話題

画像は『nothing』本編のスクショ

7月にYouTubeとニコニコ動画に投稿された自主制作オリジナルアニメ『nothing』が、自主制作とは思えないそのあまりのクオリティの高さに、ネットを中心に話題となっている。

まずは一度、視聴してみて欲しい。約4分ほどの作品だが、美しい映像とBGMに、あっという間に心を奪われてしまう。
『nothing』は、両親の都合で日本のとある島に引っ越すことになり、急激な環境の変化に困惑し、中々心を開かない金髪の少女アンリが、1人の少年とのかかわりによって次第に自然な笑顔を取り戻していくストーリーだ。セリフ自体は少ないが、そのきらびやかで繊細に描かれている田舎の自然と、新たな一歩を踏み出す後押しをしてくれるようなBGMに、何だか観ていてとても心地が良く癒される。少女と少年の何気ない日常が、何となく子供時代に経験した、田舎で過ごした記憶を甦らせてくるようだ。

TwitterなどでのSNSでは〝田舎に帰りたくなる〟〝素晴らしい〟など、そのクオリティの高さに感動の声が多数上がっている。

『nothing』を手がけたのは、Webを中心に活動しているスタジオLiNKというグループ。アニメ、音楽など様々な分野で創作をしている30人以上のメンバーで構成されているようだ。グループ名の由来はオンラインで集まりオンラインで繋がっている仲間なので、この名前にしたとのこと。実に現代のインターネットらしい集団だ。

Web上に投稿される自主制作アニメには、他にも2013年5月にWeb上に投稿されたカナダ在住の日本人学生が制作した『Basilisk』や、2009年に話題になった京都精華大学マンガ学部アニメーション科の生徒だったTeteさんが制作した『フミコの告白』など、プロ顔負けの、非常にレベルの高いアニメーション動画が多く存在する。

『遠い世界』などの自主制作アニメで好評価を得て、商業的にも成功を収めるようになっている新海誠監督のように、ネット上に投稿した作品の説得力だけで有名になっていく新しいクリエイターが、今後も生まれていくのが楽しみだ。
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