「他人のイラストを無断で使われるのでは」とmimicへの懸念の声も
今回、AIイラストメーカー「mimic」のベータ版発表に際し、SNSでは「他人が著作権を持つイラストを無断アップロードし、イラストメーカーを生成されてしまうのではないか」と悪用を懸念する声が寄せられている。これヤバいでしょ
— もんたま🍙🍸 (@kszktamamon) August 29, 2022
目を付けた絵師のイラストを無断で喰わせる
↓
イラストを生成して自分の作品として世に出す
みたいな流れが容易に想像できるんだけど、対策してしてる?
ガイドラインほ禁止事項で他人の絵はアップしないで下さいなんて書いてるだけじゃ対策にならないのSNS見てたら分かるよね? https://t.co/sb3xEMiQYj
確かに利用規約では明確に禁止されているものの、古くより著作権侵害が横行してきたインターネットにおいて、その抑止力には疑問が残る。
他人のイラストを「mimic」に学習させ、生成したイラストを自分の作品として発表する(いわゆる「自作」発言)ケースも当然想定されうる。
そのため、現状、賛否両論を巻き起こしている。
AI画像生成の流行、浮かぶ「絵柄パク」「トレパク」の是非
一方、AIイラストメーカー「mimic」に法的に問題があるかどうか(特に著作権法上で問題があるかどうか)は、それぞれ工程を慎重に検討して導かれるべきものであり、一概に断じることができるものではない。また、AIを人間に置き換えて考えてみると、著作権法以上にモラル・マナーの問題として語られることが多い「絵柄パク」「トレパク」にも繋がってくる。
現在、AIによる画像生成サービスが流行の兆しを見せているが、そういった面からも議論を重ねていく必要がある。
mimic(ミミック)では15枚〜30枚程度のキャラクターイラストをアップロードすると、自動で顔部分を切り取り、AIが特徴を学んでイラストを生成します。規約によりご自身が描いた画像のみアップロード可能ですのでご注意ください。 pic.twitter.com/89rV8MmA6g
— mimic(ミミック) (@illustmimic) August 29, 2022
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3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:5901)
パクられるのが嫌っていうよりは自分が時間かけて描いたものを何の努力もせず無断使用されるのが嫌なんやで。
絵柄を真似したからといって同じような塗り方、目の描き方になったとしても、参考にしてる以上その人と全く同じような絵を描けることは無い。どれだけ真似しようとも人の手で描いている以上、描き手の味が出る。だからこそ流行りの絵柄はあっても一人一人に個性があるからいいんや。しかも絵柄真似しようともそれなりの知識と努力の積み重ねがないと真似しようにも真似出来んのもある。一定層はほんとに絵柄真似されるのも嫌な人居ると思うが。
匿名ハッコウくん(ID:5894)
これって合成肉に近い存在だよね。
イラストレーターは今流行りの画風や描き方は平然とパクるのにされるのは嫌なんだね。個人的には絶対トレースにはならないようにシステム側に表現させれば良いんじゃないかな。画風や技法が被ってるイラストレーターなんて山ほど居るんだしね。
匿名ハッコウくん(ID:5879)
こういう時こそブロックチェーンで、出処の可視化をすれば……(mimicで作成したものをNFT化して、追跡しやすく、正規の権利者が見つかった場合に、権利の移動をしやすくするとか)
印刷されると難しいけど、NFT化でのブロックチェーン上の取引は制限出来るかと。(出品者が正規の権利者かの確認を購入者が行う様になると思うから)