漫画BANK摘発の舞台裏、NHK『クロ現』密着 被害額1兆円の海賊版サイト問題

漫画BANK摘発の舞台裏、NHK『クロ現』密着 被害額1兆円の海賊版サイト問題
漫画BANK摘発の舞台裏、NHK『クロ現』密着 被害額1兆円の海賊版サイト問題

『クローズアップ現代』海賊版サイト特集回/画像はNHK公式サイトから

NHKの報道番組『クローズアップ現代』で、海賊版サイト・漫画BANK運営者の追跡調査に半年間密着した特集回が放送。初回放送日は7月19日(火)19時30分からNHK総合で放送される。

漫画BANKの運営者は、著作権団体を中心に結成されたという“デジタルGメン”の調査もあり、中国で摘発に至ったことが7月14日にCODA(コンテンツ海外流通促進機構)から発表(外部リンク)されているが、その舞台裏が明かされる。

2021年の海賊版サイトによる被害額は1兆円

漫画BANKは、無断で掲載した多数の人気作品を餌に膨大なアクセス数を稼ぎ、広告収入を得ていたとされる海賊版サイト。

かつて同様の被害をもたらした漫画村のように、漫画コンテンツに多大な損害を与える存在として問題視されていた。現在は閉鎖されている。 開設されていた期間中の合計アクセス数は9億9370万、違法なまま読まれた作品のコミックス販売価格は、ABJ(著作権者や出版社、電子書店事業者などによる団体)によると換算で2082億円相当にのぼると試算された(外部リンク)。

また、海賊版サイト全体による、2021年の1年間での被害額は約1兆19億円と試算されている。漫画BANKだけでなく、大小様々な海賊版サイトが今も乱立しており、問題は山積みの状況となる。

海賊版サイト対策の最前線に立つデジタルGメン

この状況に出版社もただ手をこまねいているのではなく、各社が連携して、あるいは個々で対策を行っている。

『クローズアップ現代』は、この対策の最前線に立つ“デジタルGメン”に半年間密着した内容になっており、複雑で一筋縄ではいかない戦いに迫っている。


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海賊版サイト撲滅に動く出版社や個人

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