クソリプ&巻き込みリプ撲滅へ Twitterに「会話から退出」機能が実装

クソリプ&巻き込みリプ撲滅へ Twitterに「会話から退出」機能が実装
クソリプ&巻き込みリプ撲滅へ Twitterに「会話から退出」機能が実装

Photo by Alexander Shatov on Unsplash

Twitter社が「この会話から退出(Unmentioning)」機能を、全デバイスに実装することを7月12日(火)に発表した。これまではWeb限定の機能だった。

各ツイートの右上にある「…(三点リーダー)」をタップまたはクリック。「この会話から退出」を選択すると、その会話の中で自分の「@ユーザー名(メンション)」のリンクが解除。通知されなくなる。

なお、自分が会話から退出したことは他のユーザーに通知されない。また、執筆現在、退出の操作は取り消すことができない。

社会問題化する「クソリプ」、迷惑な「巻き込みリプ」

4月29日に発表された決算報告によると、デイリーユーザーが全世界で2億2900万人にも上るというTwitter。

それだけ多くのユーザーが利用していることと、気軽にツイートが拡散できるため、思わぬトラブルが発生するリスクが常にある。

意味不明な言動や暴言などの攻撃的な返信(リプライ)、いわゆる「クソリプ」と呼ばれるものがそれに該当する。特にインフルエンサーは、その拡散力ゆえに「クソリプ」を受けやすい。

さらに、そういった「クソリプ」から派生し、元のツイートとは無関係の会話がメンションをつけたまま繰り広げられる「巻き込みリプ」もしばしば散見される。

ソーシャルメディアが普及した現代社会において、これらは看過できない問題になりつつある。

過去に「リプライを制限」できる仕様への変更も

このような背景があるからか、Twitter社は返信を制限する施策を実行。

2020年8月には、ツイートに返信できるアカウントを「全員」「フォローしているアカウント」「@ツイートしたアカウントのみ」の3種類から選べるように。2021年7月には、それを投稿後に変更できる仕様にアップデートしている。 しかし、そもそもユーザーのインターネットとの向き合い方が変わらない限り、こういったトラブルは永遠に撲滅することはできないだろう。

コミュニケーションは、相手がいなければ成り立たない。そして画面の向こう側にいる相手は、自分と同じ「人間」である。それを決して忘れてはならない。

超情報社会でのインターネットの向き合い方

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