劇場アニメ『犬王』新キャストに柄本佑、津田健次郎、松重豊、能楽師の片山九郎右衛門

劇場アニメ『犬王』新キャストに柄本佑、津田健次郎、松重豊、能楽師の片山九郎右衛門
劇場アニメ『犬王』新キャストに柄本佑、津田健次郎、松重豊、能楽師の片山九郎右衛門

『犬王』新キャスト(上段左から柄本佑さん、津田健次郎さん、松重豊さん)

POPなポイントを3行で

  • 湯浅政明『犬王』の第2弾キャストが発表
  • 柄本佑、津田健次郎、松重豊らが新たに判明
  • 初上映されたヴェネチア国際映画祭のレポートも到着
2022年初夏に公開される湯浅政明監督による劇場アニメーション『犬王』の第2弾キャストが発表された。

室町幕府第3代将軍で犬王を高く評価し後援したと言われる足利義満役を柄本佑さん、猿楽の一座の棟梁である犬王の父を津田健次郎さん。壇ノ浦の漁村に暮らす友魚の父を松重豊さんが担当する。

作品のカギとなる「古い面」の声が、現役能楽師として活躍する片山九郎右衛門さん、谷本健吾さん、坂口貴信さん、川口晃平さんに決定。

足利家の従者や公家など脇を固めるキャラクターとして、石田剛太さん、中川晴樹さん、本多力さん、酒井善史さん、土佐和成さんら劇団・ヨーロッパ企画のメンバーが出演する。

併せてキャストコメントと、『犬王』が初上映された第78回ヴェネチア国際映画祭のオフィシャルレポートが到着している。

第78回ヴェネチア国際映画祭での湯浅政明さん

柄本佑、津田健次郎からのコメント

足利義満(あしかがよしみつ)役:柄本佑さん
高校時代松本大洋先生の漫画には大変にハマっていました。まさか先生の画に自分の声を吹き込む日が来ようとは。光栄でした。

犬王(いぬおう)の父役:津田健次郎さん
能楽がアニメになる...しかも湯浅監督で! 一体どんな作品になるのか? 予想もつかない期待感のあるこの作品に参加出来る事がとても光栄です。アフレコの際に見た映像は、能楽がポップにエンターテイメントしてました。とても興味深い作品になっています。是非ご覧下さい!

室町時代のポップスターの友情を描く『犬王』

劇場アニメーション『犬王』特報
古川日出男さんによる小説『平家物語 犬王の巻』を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く『犬王』。

物語の主軸になる2人、犬王の声を女王蜂のボーカル・アヴちゃん、友魚の声を俳優の森山未來さんが担当している。 監督に湯浅政明さん、キャラクター原案に松本大洋さん、脚本に野木亜紀子さんと日本屈指のクリエイターが集った作品で、現在開催中のヴェネチア国際映画祭では日本の長編映画として唯一選出された。

映画祭での世界初上映後に行われた質疑応答には湯浅政明監督が登壇。

「犬王のとても明るい性格で、まったく諦めずに自分の夢を実現しようとしているところに感銘を受けました。犬王も友魚も自分のやりたいことを実現させようとした。そんな姿を見ると、自分も周りに左右されず自分の生きたいように生きたいと、勇気づけられます」と作品に込めた思いを語っている。

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作品情報

『犬王』

公開
2022年初夏

【あらすじ】
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。

【キャスト・スタッフ】
声の出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊、片山九郎右衛門、谷本健吾、坂口貴信、川口晃平(能楽師)、石田剛太、中川晴樹、本多 力、酒井善史、土佐和成(ヨーロッパ企画)
原作:「平家物語 犬王の巻」古川日出男著/河出書房新社刊
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子 キャラクター原案:松本大洋 音楽:大友良英

総作画監督:亀田祥倫 中野悟史
キャラクター設計:伊東伸高
監督補佐:山代風我
作画監督:榎本柊斗 前場健次 松竹徳幸 向田 隆 福島敦子 名倉靖博 針金屋英郎 増田敏彦 伊東伸高

美術監督:中村豪希 色彩設計:小針裕子
撮影監督:関谷能弘
編集:廣瀬清志 
音響監督:木村絵理子
音響効果:中野勝博
録音:今泉 武
音響制作:東北新社
歴史監修:佐多芳彦
能楽監修:宮本圭造
能楽実演監修:亀井広忠
琵琶監修:後藤幸浩
アニメーション制作:サイエンスSARU
配給:アニプレックス、アスミック・エース

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