現役女子高生の2020年上半期トレンド調査をマーケティング研究機関「TT総研 -Teens Trend総研-」が実施。
あわせて、2020年下半期トレンド予測も行っています。
調査対象は、事前調査で「高校生」と回答した関東地方および近畿地方在住の15歳から19歳の女性303名。2020年7月10日から12日にかけて、インターネットで調査が行われました。
関東地方195名、近畿地方108名という女子高生のアンケート結果を、東西ランキングとして発表しています。
「ワンチーム」で流行語大賞を獲得したラグビーW杯など、スポーツを中心に明るい話題が多かった2019年下半期から一転。
2020年の上半期は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、人々の生活やマインドが大きく変化しています。
その影響は、女子高校生たちにも及んでいることが調査結果からわかります。
Nintendo Switch用のパッケージソフトとしては過去最高の売り上げとなる人気ぶり。
そして、YouTubeでも大流行した「地雷メイク」(東45.6%・西55.6%)が2位に。
ちょっと病んでる感を演出する、盛れるメイクは芸能人からインスタグラマーまで、こぞって取り入れられました。
「あつ森」人気について、TT総研はこう分析しています。
1点目は“コロナ禍のバーチャル空間需要”。
リア友とバーチャル空間で会う際に、あるいはオフ会をバーチャル空間で開催する際に 重宝されました。
2点目は“クリエイティブ欲求の充足需要”です。
「どうぶつの森」シリーズには、マイデザインという自分でデザインをつくれる機能があります。そして今作では、作者情報も一枚絵で表示可能。
自分自身が作者として、「買う映え」から「つくる映え」にシフトしつつあるのでは、と考察。
その結果、Instagramでの投稿数は前作「#とび森」が4.2万投稿であるのに対し、今作「#あつ森」は 48.2万投稿と、なんと10倍以上。さらにTikTokでは「#あつ森」投稿の累計再生数はなんと12億回でした。
ちなみに、東の4位・西の5位にランクインした「ちゃちゃまる」も、「あつ森」で初登場したキャラ。
TikTokやInstagramでも大流行、見た人が真似したくなる“SNSミーム”として愛されていたことがわかります。
やっぱり、コロナ禍で人と触れ合うバーチャル空間需要とマッチしたことが要因として考えられます。
気になるのが、東の2位・西の3位となったフードデリバリーサービス「Uber Eats」。
これには、外出自粛期間中、オンラインミーティングサービスの「Zoom」を繋いで、Uber Eatsで友達と同じものを注文してバーチャルフードコートにするという新たな楽しみ方があったようです。
2019年上半期から徐々に流行し、下半期終盤にかけて急激にトレンド化して東西2位にランクインした言葉で、この半年間でさらに人気を増して 1位に。
過去の調査では、女子高生の流行語はだいたい半年周期で総入れ替え状態でしたが、「ぴえん」は1年間続いた流行語に。
そこから派生して「ぴえんクッキー」に「ぴえんゲーム」、「ぴえん系女子」、「ぴえん顔」、「ぴえんアイ」といったミームが誕生したことも特徴です。
本来はネガティブな出来事をポップに転換する言葉であるため、コロナ禍の現在にもマッチしたのかもしれません。
何より、うるんだ目で何かを訴えるあの絵文字(🥺)と愛用されたことが、息の長い流行語となった要因といえそうです。
流行語編もコロナの影響を大きく受け、関連ワードがトップ10のうち半分を占めています。
なお、2019年下半期の東西1位になった「それなー」に続いて、オタク用語からランクインしたのは東西ともに3位の「○○しか勝たん」、東の4位・西の8位「推しがしんどい」です。
「しか勝たん」は推しに対して使う言葉で、Twitterでは平均で1日に約1万ものツイートが。「推しがしんどい」は推しが好きすぎてしんどい状態を表しています。
アイテム編にランクインしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌「I LOVE...」はオリコンのデジタルシングルランキングで17週連続TOP3入り、歌詞検索サイト「歌ネット」の2020年上半期アクセスランキングでは1位に。
東西ともに2位は、YouTuberで現在テレビでも引っ張りだこのフワちゃん。
彼女と、東6位・西4位の佐藤健さん、東5位・西8位の手越祐也さんに共通するのは、目が離せないSNSの使い方かもしれません。
フワちゃんはテレビ出演する度に、SNSを活用していない芸能人とも自撮りして投稿。佐藤健さんはドラマ「恋つづ」とリンクさせた没入感とリアルタイム感のあるSNS活用が話題になり、手越祐也さんはこの6月にジャニーズとの契約解除当日にTwitterアカウントをスピード開設。
それぞれ、自分なりのSNS活用が特徴と言えるかもしれません。
妥当な結果だな、と思うかもしれませんが、TT総研が2018年に調査をはじめて以来、初めて1位が入れ替わる結果になりました。
2018年、2019年下半期では「Instagram」と「TikTok」が1位だったのですが、4月にTT総研が実施した調査で、コロナ禍で「YouTubeを今まで以上に見るようになった」と約8割が回答していて、そうした意識が今回の調査結果にもダイレクトに反映されています。
あわせて、2020年下半期トレンド予測も行っています。
調査対象は、事前調査で「高校生」と回答した関東地方および近畿地方在住の15歳から19歳の女性303名。2020年7月10日から12日にかけて、インターネットで調査が行われました。
2020年上半期の女子高生トレンド
まず、2020年上半期の女子高生トレンドを5つのカテゴリ別で調査。関東地方195名、近畿地方108名という女子高生のアンケート結果を、東西ランキングとして発表しています。
「ワンチーム」で流行語大賞を獲得したラグビーW杯など、スポーツを中心に明るい話題が多かった2019年下半期から一転。
2020年の上半期は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、人々の生活やマインドが大きく変化しています。
その影響は、女子高校生たちにも及んでいることが調査結果からわかります。
現役女子高生に人気の「アイテム」
2020年上半期に、女子高生の間で流行ったアイテム(フード、コスメ、エンタメなど)。 東西ともに1位はぶっちぎりで、「あつ森」こと『あつまれ どうぶつの森』(東80.5%・西89.8%)。Nintendo Switch用のパッケージソフトとしては過去最高の売り上げとなる人気ぶり。
そして、YouTubeでも大流行した「地雷メイク」(東45.6%・西55.6%)が2位に。
ちょっと病んでる感を演出する、盛れるメイクは芸能人からインスタグラマーまで、こぞって取り入れられました。
「あつ森」人気について、TT総研はこう分析しています。
1点目は“コロナ禍のバーチャル空間需要”。
リア友とバーチャル空間で会う際に、あるいはオフ会をバーチャル空間で開催する際に 重宝されました。
2点目は“クリエイティブ欲求の充足需要”です。
「どうぶつの森」シリーズには、マイデザインという自分でデザインをつくれる機能があります。そして今作では、作者情報も一枚絵で表示可能。
自分自身が作者として、「買う映え」から「つくる映え」にシフトしつつあるのでは、と考察。
その結果、Instagramでの投稿数は前作「#とび森」が4.2万投稿であるのに対し、今作「#あつ森」は 48.2万投稿と、なんと10倍以上。さらにTikTokでは「#あつ森」投稿の累計再生数はなんと12億回でした。
ちなみに、東の4位・西の5位にランクインした「ちゃちゃまる」も、「あつ森」で初登場したキャラ。
TikTokやInstagramでも大流行、見た人が真似したくなる“SNSミーム”として愛されていたことがわかります。
現役女子高生に人気の「スポット」
なんと、「あつ森」はスポット編でも堂々の1位(東61.5%・西67.6%)。やっぱり、コロナ禍で人と触れ合うバーチャル空間需要とマッチしたことが要因として考えられます。
気になるのが、東の2位・西の3位となったフードデリバリーサービス「Uber Eats」。
これには、外出自粛期間中、オンラインミーティングサービスの「Zoom」を繋いで、Uber Eatsで友達と同じものを注文してバーチャルフードコートにするという新たな楽しみ方があったようです。
現役女子高生に人気の「流行語」
2020年上半期に女子高生の間で流行った言葉は、みんなの予想通り「ぴえん」が東西ともに1位(東85.6%・西85.2%)。2019年上半期から徐々に流行し、下半期終盤にかけて急激にトレンド化して東西2位にランクインした言葉で、この半年間でさらに人気を増して 1位に。
過去の調査では、女子高生の流行語はだいたい半年周期で総入れ替え状態でしたが、「ぴえん」は1年間続いた流行語に。
そこから派生して「ぴえんクッキー」に「ぴえんゲーム」、「ぴえん系女子」、「ぴえん顔」、「ぴえんアイ」といったミームが誕生したことも特徴です。
本来はネガティブな出来事をポップに転換する言葉であるため、コロナ禍の現在にもマッチしたのかもしれません。
何より、うるんだ目で何かを訴えるあの絵文字(🥺)と愛用されたことが、息の長い流行語となった要因といえそうです。
流行語編もコロナの影響を大きく受け、関連ワードがトップ10のうち半分を占めています。
なお、2019年下半期の東西1位になった「それなー」に続いて、オタク用語からランクインしたのは東西ともに3位の「○○しか勝たん」、東の4位・西の8位「推しがしんどい」です。
「しか勝たん」は推しに対して使う言葉で、Twitterでは平均で1日に約1万ものツイートが。「推しがしんどい」は推しが好きすぎてしんどい状態を表しています。
現役女子高生に人気の「有名人」
2020年上半期に話題となった有名人は、2019年下半期に引き続きバンドのOfficial髭男dismが東西ともに1位。アイテム編にランクインしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌「I LOVE...」はオリコンのデジタルシングルランキングで17週連続TOP3入り、歌詞検索サイト「歌ネット」の2020年上半期アクセスランキングでは1位に。
東西ともに2位は、YouTuberで現在テレビでも引っ張りだこのフワちゃん。
彼女と、東6位・西4位の佐藤健さん、東5位・西8位の手越祐也さんに共通するのは、目が離せないSNSの使い方かもしれません。
フワちゃんはテレビ出演する度に、SNSを活用していない芸能人とも自撮りして投稿。佐藤健さんはドラマ「恋つづ」とリンクさせた没入感とリアルタイム感のあるSNS活用が話題になり、手越祐也さんはこの6月にジャニーズとの契約解除当日にTwitterアカウントをスピード開設。
それぞれ、自分なりのSNS活用が特徴と言えるかもしれません。
現役女子高生に人気の「アプリ」
最後は、2020年上半期に流行したアプリ。 東西ともにYouTubeが1位という結果に。妥当な結果だな、と思うかもしれませんが、TT総研が2018年に調査をはじめて以来、初めて1位が入れ替わる結果になりました。
2018年、2019年下半期では「Instagram」と「TikTok」が1位だったのですが、4月にTT総研が実施した調査で、コロナ禍で「YouTubeを今まで以上に見るようになった」と約8割が回答していて、そうした意識が今回の調査結果にもダイレクトに反映されています。
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