八村塁とのコラボが話題になったKEN THE 390
KEN THE 390さんは、今年デビュー15周年を迎えたフリースタイルラッパー。NBAのワシントン・ウィザーズに所属する八村塁選手とのコラボが記憶に新しい。
音楽レーベル・DREAM BOYを主宰するなど、ジャンルを超えた様々なプロジェクトに関わるアーティストとして活躍している。
ラップシーンについて湯浅政明監督に伝えられたこと
──『DEVILMAN crybaby』に続き、湯浅監督作品への参加ですが、オファーを頂いた時のお気持ちは?KEN THE 390 2度目のオファーということで、前作の内容を気に入っていただけたのだと感じて、最初の時よりさらにうれしかったですし、身が引き締まりました。
──湯浅監督とは制作時にどのようなやりとりをされましたか? 何か具体的な指示など思い出に残っていることは?
KEN THE 390 最初に対面でそれぞれのキャラクターの性格や、そのシーンでの心情を丁寧に伝えていただきました。
それを踏まえて自分が作ったラップのデモに対して修正点をご指摘いただく、そんなやりとりを二度ほど繰り返して完成させました。
いくつかいただいた ご指摘の中でも、特にそれぞれが会話のようにラップする箇所で”間”を大事にされていることが印象的でした。 ──今回のラップ制作で意識したことは?
KEN THE 390 監督からも最初にお話しいただいていたのですが、普段は思ってても人に言えないようなことが、ラップだと勢いで思わず口から出てしまう。そんなシーンにしたいと意識していました。
そのために、いわゆる上手なラップではなく、手探りで、うまく韻は踏めないところもあるけれど、気持ちが前に出てしまうように書いてみたり、ラップしながら「だんだん気持ちがのってくる」ような瞬間を作ろうと、試行錯誤しました。
──収録現場では演者の方にどんなアドバイスをされましたでしょうか?
KEN THE 390 事前に自分がそれぞれのパートをガイド用に録音した音源をお渡ししてたのですが、それを現場では皆さん自分のものとしてそれぞれのキャラクターでラップされていて、流石でした。
演者の皆さんは声で表現するプロなので、自分のアドバイスに対するレスポンスの速さ、再現の正確性にも驚きました。
小野さんもラップを普段することはないとおっしゃっていましたが、とても勘がよく。とてもスムーズで、あっという間な録音でした。
──これから作品をご覧になるファンの方へメッセージをお願いします。
KEN THE 390 全く新しい日本沈没になっていますし、現状への問題提起、メッセージが詰まっています。2020年、まさに”今”見るべき作品だと思います。
(c)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners
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作品情報
『日本沈没2020』
- 配信日
- 7月9日(木)全世界独占配信(※中国本土を除く)
- エピソード
- 全10話
- 製作
- “JAPAN SINKS : 2020”Project Partners
- 原作
- 小松左京『日本沈没』
- 監督
- 湯浅政明
- 音楽
- 牛尾憲輔
- 脚本
- 吉高寿男
- アニメーションプロデューサー
- Eunyoung Choi
- シリーズディレクター
- 許平康
- キャラクターデザイン
- 和田直也
- フラッシュアニメーションチーフ
- Abel Gongora
- 美術監督
- 赤井文尚、伊東広道
- 色彩設計
- 橋本賢
- 撮影監督
- 久野利和
- 編集
- 廣瀬清志
- 音響監督
- 木村絵理子
- アニメーション制作
- サイエンスSARU
- ラップ監修
- KEN THE 390
- 主題歌
- 「a life」大貫妙子&坂本龍一(作詞:大貫妙子/作曲:坂本龍一)
【キャスト】
武藤歩:上田麗奈/武藤剛:村中知/武藤マリ:佐々木優子/武藤航一郎:てらそま まさき/古賀春生:吉野裕行/三浦七海:森なな子/カイト:小野賢章/疋田国夫:佐々木梅治/室田 叶恵:塩田朋子/浅田 修:濱野大輝/ダニエル:ジョージ・カックル/大谷三郎:武田太一
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