タイヤやエンジンを含む車体が白いシェルのようなカウルで包まれ、角がなくなめらかな流線型のデザインは、これまでにあったモーターサイクルのイメージを覆すスタイリッシュさだ。
印象的なカウル部分は全て、1つのシェイプの塊から切り抜いた造形を使っているという。
この作品は、武蔵野美術大学の卒業制作として、koji(@serow_123)さんが制作した「TYPE-0」。
現時点では実現されていないながら、未来に向けて提案されたコンセプトも見る者をワクワクさせる。武蔵野美術大学 卒業制作展
— koji (@serow_123) January 15, 2020
90%を3Dプリンターで製造し、自己の成長に合わせてモビリティのパッケージや造形を出力し直す、未来のモーターサイクルの提案です
僕の4年間の集大成です
ぜひお越しください
日程:2020.1/16〜1/19
場所:14号館 408A pic.twitter.com/BC8qfYa3Hj
ドライバーによって変形するモーターサイクル
kojiさんが所属しているのは武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科、インダストリアルデザイン・コース。そこでは生活用品や自動車などの工業製品全般を対象に、社会のニーズに応えるデザイン制作、研究活動を行っている。
kojiさんは「TYPE-0」を、「90%を3Dプリンターで製造する」ことで、ドライバーの身体や精神の成長に合わせてパッケージや造形を再構築することができるモーターサイクルとして設計・提案している。
学生が提案する未来のデザインを実際に見に行こう
優秀賞に選ばれたKojiさんの作品を含む学生の卒業制作は、1月19日まで「武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」として学内で開催。「路面電車のデザイン」や「自然の中に溶け込み動植物を観察するモビリティ」など、多くの新しいデザインが提案・展示された。
学内での展示は終了したが、1月31日(金)から2月2日(日)まで、東京・六本木にあるアクシスギャラリーで再び開催される「武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インダストリアルデザインコース 卒業制作展 2020」で学外での展示も行う予定(外部リンク)。 この展示会ではkojiさんの作品はじめモビリティの展示が11点、そのほかの作品も20点ほど展示されるとのこと。 学生たちによる4年間の集大成が感じられる未来のデザインを体感しに行こう。
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イベント情報
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インダストリアルデザインコース 卒業制作展 2020
- 会場
- アクシスギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル)
- 会期
- 2020年1月31日(金)から2月2日(日)まで
- 入場料
- 無料
- 問い合わせ
- 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インダストリアルデザインコース
- koude@musabi.ac.jp
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