アジアのヒップホップシーンを牽引するアーティスト・コレクティブである88risingが、YouTubeチャンネルで東京のクリエイターやアーティストにフォーカスした映像シリーズ「TOKYO TO THE WORLD」を始動。
シリーズ2回目の動画には、かつて人気YouTuberユニット・へきトラハウスのメンバーとして活動しており、現在はミュージシャンとして活動しているカワグチジンさんが登場した。
88risingとの驚きのコラボのきっかけについて、KAI-YOUに独占コメントも寄せてもらった。
カワグチジンさんは「今まで聴いた音楽が退屈に感じることがあって、聴いたことない音楽だったり観たことないビデオを作品としてつくりたくて」「新しいことをしたかった」と現在自身が主催しているレーベル「Deathblow Records」での音楽活動について発言。
また、表現することに関しては10代の頃にコピーバンドをしていた自分を「表現するというよりかはかっこいいことができているということで満足していた」と話し、そんな自分を「恥ずかしい」と殊勝に振り返った。
その上で「色んなものを見て情報をとにかく増やして、常に何かにインスピレーションを受けていないと…」「続けるにはどうしたらいいのだろうと思ったときに表現が一番続けられると思ったんですね」と語った。 さらに自身が制作している楽曲に関しては「R&Bの中にパンクの精神を盛り込んだりとか、合わないものも全部ミックスして(中略)組み立てていく」とコメント。
確かに12月14日にリリースした第1作目のアルバム『Cancer』では、88rising所属のアーティスト・Jojiを彷彿とさせるスローなファルセットボイスに焦燥感を覚えるサウンドを随所で確認できる。JIN KAWAGUCHI 『Cancer』
最後には「自分がやっている音楽は結構マニアックな方だし、あまり受け入れられないとは思っているけど別に売れなくてもいい。音楽で食べていこうとか、世界を変えてやろうなんて思ってない」と素直な気持ちを吐露。
「自分が表現したものをより多くの人に知ってもらえればいいかなと思っています」と話した。
音楽を好きになったきっかけや、タトゥーアーティスト・TAPPEIさんとタトゥーについて語るシーンなど、今のカワグチジンさんを知るには十分な映像だ。
曰く、ファッションブランド・GUESSと88risingのコラボコレクション「GUE88」のパーティーで、88risingのメンバー・Rich Brianさんが来日した際、88risingのCEO・Sean Miyashiroさんの秘書に、彼の音楽への興味を持ってもらったことが、ドキュメンタリー制作のきっかけなのだとか。
「まぁ運です」とあっさり話してくれたが、このような流れで取り上げられたことは「運」という言葉では片付けられないと筆者は思ってしまう。
「東京のカルチャーや音楽シーンにはまだまだ可能性がある」と、映像内でも言及した内容を強調。
また今後の活動に関しては「今後ものらりくらりと音楽を出し続けるし映像やライブもタイミングで」とした上で「あ、スポンサー募集中です✌️」と「カワグチジン」らしいコメントを寄せてくれた。
先ほど少し触れたJojiも元々は「FilthyFrank」(フィルシーフランク)という680万人ものチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberだ。
独特なストーリーとテンションのショートムービーが特徴だったが、その傍で楽曲も制作しており、中には1900万回以上再生されているミュージックビデオもある。RICE BALLS
日本でもYouTuberがその活動の枠を飛び出して音楽活動をする傾向は年々強まっており、特に夕闇に誘いし漆黒の天使達やみのミュージックなどの音楽系YouTuberは国内のロックフェスへの出演や、シーンの最前で活躍しているアーティストとのコラボなども果たしている。
夕闇に誘いし漆黒の天使達『アンダーグラウンドパクリシティ』
【MV】ミノタウロス「ひいふうみいよ」
ちなみにカワグチジンさんはへきトラハウス所属時にもメンバーと共にEP『搬送』をリリースしており、楽曲提供は神聖かまってちゃんのボーカル・の子さんが参加するなど話題になっていた。
へきトラハウス「搬送」トレーラー
彼らの活動が今後音楽シーンにどのような影響を与えていくのか、注目せずにはいられない。
シリーズ2回目の動画には、かつて人気YouTuberユニット・へきトラハウスのメンバーとして活動しており、現在はミュージシャンとして活動しているカワグチジンさんが登場した。
88risingとの驚きのコラボのきっかけについて、KAI-YOUに独占コメントも寄せてもらった。
カワグチジンの音楽への思いが語られた映像
映像は7分40秒にわたるカワグチジンさんのドキュメンタリー。
カワグチジンさんは「今まで聴いた音楽が退屈に感じることがあって、聴いたことない音楽だったり観たことないビデオを作品としてつくりたくて」「新しいことをしたかった」と現在自身が主催しているレーベル「Deathblow Records」での音楽活動について発言。
また、表現することに関しては10代の頃にコピーバンドをしていた自分を「表現するというよりかはかっこいいことができているということで満足していた」と話し、そんな自分を「恥ずかしい」と殊勝に振り返った。
その上で「色んなものを見て情報をとにかく増やして、常に何かにインスピレーションを受けていないと…」「続けるにはどうしたらいいのだろうと思ったときに表現が一番続けられると思ったんですね」と語った。 さらに自身が制作している楽曲に関しては「R&Bの中にパンクの精神を盛り込んだりとか、合わないものも全部ミックスして(中略)組み立てていく」とコメント。
確かに12月14日にリリースした第1作目のアルバム『Cancer』では、88rising所属のアーティスト・Jojiを彷彿とさせるスローなファルセットボイスに焦燥感を覚えるサウンドを随所で確認できる。
最後には「自分がやっている音楽は結構マニアックな方だし、あまり受け入れられないとは思っているけど別に売れなくてもいい。音楽で食べていこうとか、世界を変えてやろうなんて思ってない」と素直な気持ちを吐露。
「自分が表現したものをより多くの人に知ってもらえればいいかなと思っています」と話した。
音楽を好きになったきっかけや、タトゥーアーティスト・TAPPEIさんとタトゥーについて語るシーンなど、今のカワグチジンさんを知るには十分な映像だ。
カワグチジン「東京のカルチャーや音楽シーンにはまだまだ可能性がある」
KAI-YOUは今回のドキュメンタリーについてカワグチジンさん本人に話をうかがった。
曰く、ファッションブランド・GUESSと88risingのコラボコレクション「GUE88」のパーティーで、88risingのメンバー・Rich Brianさんが来日した際、88risingのCEO・Sean Miyashiroさんの秘書に、彼の音楽への興味を持ってもらったことが、ドキュメンタリー制作のきっかけなのだとか。
「まぁ運です」とあっさり話してくれたが、このような流れで取り上げられたことは「運」という言葉では片付けられないと筆者は思ってしまう。
「東京のカルチャーや音楽シーンにはまだまだ可能性がある」と、映像内でも言及した内容を強調。
また今後の活動に関しては「今後ものらりくらりと音楽を出し続けるし映像やライブもタイミングで」とした上で「あ、スポンサー募集中です✌️」と「カワグチジン」らしいコメントを寄せてくれた。
カワグチジンさんコメント
88risingはとてもオープンな企業である事、そして東京のカルチャーや音楽シーンにはまだまだ可能性があるという事。
僕が88risingのドキュメンタリーにピックアップされたのはguess×88risingのパーティーでrich brianが来日した際にCEOのseanの秘書のsynsiaに自己紹介をして僕の音楽に興味を持ってもらえたのがキッカケです。まぁ運です。
今後ものらりくらりと音楽を出し続けるし映像やライブもタイミングで。
あ、スポンサー募集中です✌️ありがとうございました。
YouTuberたちが切り開く、新たな音楽の形
「YouTuberが音楽をやっている……」と揶揄するような見方をする人もいるが、動画のコメント欄に「他の国みたらYouTubeで活躍してた人が音楽で有名になることって結構あるなと思う」と書かれている通りだと筆者は感じる。先ほど少し触れたJojiも元々は「FilthyFrank」(フィルシーフランク)という680万人ものチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberだ。
独特なストーリーとテンションのショートムービーが特徴だったが、その傍で楽曲も制作しており、中には1900万回以上再生されているミュージックビデオもある。
YouTubeと音楽
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