たつき監督の個人制作アニメ『へんたつ』突如TV放送 嬉しい不意打ちに超反響

たつき監督の個人制作アニメ『へんたつ』突如TV放送 嬉しい不意打ちに超反響
たつき監督の個人制作アニメ『へんたつ』突如TV放送 嬉しい不意打ちに超反響

『へんたつ』/画像は『へんたつ』公式サイトのスクリーンショット

POPなポイントを3行で

  • たつき監督個人制作アニメ『へんたつ』TVアニメ化
  • たつき「まさかのTVアニメ化です!よろしくお願いします」
  • 第1話はYouTubeでも視聴可能
けものフレンズ』『ケムリクサ』を手がけたアニメーター/アニメ監督・たつきさんが自身のTwitterで公開していた『へんたつ』が突如TVアニメ化。

1月4日(土)からTOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11で毎週土曜日23時57分から放送中だ。すでに放送が終了している第1話はYouTubeでも視聴できる。
へんたつTV版・第1話

irodoriスタッフの会話をアニメ化『へんたつ』

『へんたつ』はたつき監督が代表をつとめる自主制作アニメーションサークル・irodoriによって制作され、2018年1月に公開されたアニメーション。

冒頭はダンジョンになった夜の中野ブロードウェイを探索するシーン。中盤以降は「……という話はどうだろう」と冒頭のシーンを振り返りながらストーリーを練っていく、といった内容の短編アニメになっている。

物語の舞台はショッピングセンター・中野ブロードウェイ。公開当時は中野へ聖地巡礼するファンが相次ぎ、劇中に登場する喫茶店が、実際に中野ブロードウェイにある「Aライセンス」ということも特定された(関連記事)。

ハッシュタグとしてつけられている「#へんたつ」には、「編集+たつきという意味……?」などファンからさまざまな解釈が出回っており、「2人のキャラクターのモデルは、それぞれたつき監督と平安さんなのでは?」といった声も上がっていた。実際、たつき監督とirodoriの2Dキャラ監督・平安(伊佐佳久)さんとの会話を描いたもののようだ。

たつき監督から謎の暗号、突如放送スタート

『へんたつ』について、これまでたつき監督は「趣味のアニメです」とコメントしていたが、2019年12月28日にTwitterで作中に登場する段ボール箱が空中で回転している動画をツイート。

その段ボール箱の側面には「2020・1・4・23:57」「TOKYO MX 群馬テレビ とちぎテレビ BS11」の文字が確認でき、ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交っていた中で、突如放送がスタートした。 キャストは自主制作版から変わらず、猫役に『Fate/stay night』イリヤ役などで知られる門脇舞以さん、そして鬼役は『幼女戦記』『ご注文はうさぎですか??』などの作品に出演する高杉薫さんが担当。

TVアニメ化を報告したたつき監督のツイートは記事執筆時点で2万5000件のリツイート、3万9000件もの「いいね」を記録して、反響の大きさを物語っている。

『ケムリクサ』に続く自主制作のTVアニメ化

傾福さん フル版
たつき監督の自主制作アニメがTVアニメ化されるケースでは過去にも、2018年3月に放送された『傾福さん』、2019年1月に放送された『ケムリクサ』がある。

『傾福さん』はすでにDVD化およびYouTubeで全編公開されているものと同じ内容が地上波放送。『ケムリクサ』はirodoriが2010年から2012年にかけてニコニコ動画で発表していたオリジナル3DCGアニメで、全12話のTVアニメとして放送された。
自主制作アニメ 「ケムリクサ」(1/2)
『ケムリクサ』のTVアニメ化発表前、2017年末に開催された冬の「コミックマーケット93」(C93)では、irodoriのブースで「TVアニメ 始」の文字が記載された意味深なチラシが配布され、一部のファンの間ではフォントやビジュアルから『ケムリクサ』アニメ化を期待する声も上がっていた。

正式発表前に何らかのかたちで作品の存在を匂わす手法はたつき監督ならでは。受け手であるファンも、暗号めいたメッセージから内容を推測する一連の流れを楽しんでいる。

『へんたつ』は『ケムリクサ』以来、1年ぶりとなるたつき監督によるTVアニメ作品。監督自身の意味深な投稿を除き、ゲリラ的に放送がスタートした同作だが、今後のストーリー展開に加え、Webで公開されていたものとの違いなどにも注目したい。

たつき監督の求心力

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