『けもフレ』1期や『ケムリクサ』のヤオヨロズ、新法人8millionに統合

『けもフレ』1期や『ケムリクサ』のヤオヨロズ、新法人8millionに統合
『けもフレ』1期や『ケムリクサ』のヤオヨロズ、新法人8millionに統合

福原慶匡さん/編集部撮影

POPなポイントを3行で

  • アニメスタジオ・ヤオヨロズが新法人 8millionへ統合
  • 福原慶匡「今までと何か変わった訳では無い」
  • 8million=八百万=ヤオヨロズ
4月1日にアニメーション制作会社・ヤオヨロズが解散し、新法人・8millionに統合された。

今後は8millionでアニメの企画・制作、音響制作、コンサルティング業務、声優養成所の運営、中国の大連市にあるCGスタジオ・RootStudioの運営などを行うという。

代表作に『けものフレンズ』などを持つアニメスタジオ

TVアニメ『けものフレンズ』PV
ヤオヨロズは、2013年8月にアニメ監督のたつきさんと、8millionの現代表取締役・福原慶匡さんによって設立されたアニメスタジオ。

TVアニメ『けものフレンズ』(1期)、『ケムリクサ』の制作などで知られる。 なお8million=八百万=ヤオヨロズであり、社名は変わるが、「今までと何か変わった訳では無いのですが力が集まったって感じです」と福原さんはツイートしている。

型破りなアニメプロデューサー・福原慶匡

福原慶匡さんはTVアニメ『けものフレンズ』のプロデューサーとしても知られる人物。

2017年を席巻したアニメ『けものフレンズ』の1期を終えたたつき監督のTwitterでの降板告発に端を発した騒動も、記憶に新しい。

たつき監督がTwitterで突然、アニメから外れることになったという報告と共に「ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです」と名指したことから、KADOKAWAと、制作スタジオのヤオヨロズとの話し合いに発展。

その際に、ヤオヨロズの代表として主に発信していたのが福原慶匡さんだったため、一連の騒動に関心を寄せていた人の多くが、その際にその名前を見聞きしたことだろう。

事の顛末はどうあれ、『けものフレンズ』やその後の『ケムリクサ』含め、少数精鋭の優秀なクリエイターと丁寧な作品づくりを重ねる一方で声優事務所など多角的な経営を行っている。

自身のキャリアやアニメプロデューサーという仕事の内容などは、2018年に出版された『アニメプロデューサーになろう! アニメ「製作(ビジネス)」の仕組み』(星海社)に詳しいが、その型破りな手腕は、もともとアニメ畑ではなく、音楽プロモーターからアニメプロデューサーになったという異色の経歴も多分に影響していることだろう。

単なるアニメスタジオの統合の報告という以上に、今回の発表が注目を集めている理由には、そうした背景があることは知っておいてもいいかもしれない。

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