"2.3次元YouTuber"
聞き慣れない肩書きを掲げて活動を広げる琴吹ゆめさんは、原宿とグミとコスメが大好きな22歳の女の子。
カテゴリとしてはいわゆるカワイイ系バーチャルYouTuber(VTuber)になるものの、一見VTuberとは親和性の高くないTikTokで活躍したり、ウイスキー大好きを公言するなど、あまりに自由な振る舞いでどこにも属さぬ独自のポジションを築いている。
ただ奔放なだけなのかというと、そうではない。グミの日カウントダウンラジオ!【SHOWROOM同時配信】
日本グミ協会会長をも唸らすほどのグミへの愛は、いくつものグミ関連のお仕事へと結び付き、見るのも撮るのも好きなTikTokでは、他のVTuberが思うように活躍できないなかで10万以上のフォロワーを獲得するなど、彼女の好きが発するエネルギーはいくつもの新しい地平を拓いてきた。
自らの夢中に他人を巻き込んでいく不思議な引力はどこから生じているのだろうか? 今回はその中心にいる琴吹ゆめさんご本人と、活動を1から支えてきた株式会社KOUENのプロデューサー・内田悦弘さんにお話をうかがっていく。
取材・文:オグマフミヤ 編集:鈴木梢
琴吹ゆめ(以下 ゆめ) 私は「友達をたくさんつくり、みんなの夢を応援し、そして自分自身がみんなの夢になりたい」という目標をもって活動しているので、単純に友達を増やすべく外に出ているんです。
内田悦弘(以下 内田) 加えてリアルとの接点を増やすことで、VTuber全体の市場を一般へもっと広げていきたいという思いもありますし、ゆめちゃんと同世代の方にファンになってもらって、コンセプトのひとつである"みんなでゆめちゃんをプロデュースする"という形をつくっていきたいとも思っています。
他のVTuberさんが登場しないようなイベントでは、やはりお客さんも普段VTuberを見ていない人が多いです。ですが実際にゆめちゃんと喋ってもらうと好きになってもらえていることが多いですね。
──琴吹ゆめさんはリアルともバーチャルとも違った"2.3次元YouTuber"としてデビューされました。そもそもこの2.3次元とはどういう意味なのでしょう?
内田 ゆめちゃんの活動の方針として、バーチャルに寄りすぎずリアルとの接点を持っていきたいと考えていたので、最初は2次元(バーチャル)と3次元(リアル)の間をとって“2.5次元YouTuber”と名乗ろうと思っていました。
ですが2.5次元だと生身の俳優さんたちが既に名乗られており、2.5次元はもう人間なんだと分かったので、さらに間をとって2.3次元にした。実は単純にそれだけなんです(笑)。 ──リアルに寄せた独自の路線を進んでこられましたが、最近ではコラボ動画を投稿したり、イベントにも参加したりとVTuberとの関わりも多くなってきました。そこではVTuberと名乗ることもあるようですが、方針の変更や葛藤などはあったのでしょうか?
内田 ゆめちゃんは既存のアニメキャラクター的にではなく、実在の人物として皆さんに友達になってほしかったので、最初はやはり意識してVTuberと名乗らないようにはしていました。
方針は今でも変わっていませんが、VTuber自体もこれだけ数が増えて、市場も広がっていく中で、VTuberと名乗った方がスムーズにいく場合も増えてきたんです。
やはり生身のタレントさんと共演する場合はVTuberと名乗ってしまえば伝わるような状況になりましたし、VTuberさんとの絡みも増えてきたので、自然とVTuberと名乗っても問題ないように思えてきました。 ──ファン層が異なっている感覚もありますが、リアルとの関わりには手応えを感じられましたか?
内田 やはりファン属性に壁があるのか、まだなんともというのが正直なところではありますね。
ですがゆめちゃんと同世代の女の子ファンも増えてきていて、その子たちにとってはゆめちゃんがVTuberを知るきっかけになっていたりするので、少しずつですがリアルとバーチャルの橋渡しもできているのかなとも思います。
──ゆめちゃんの動画にはお友達やスタッフさんなど周りの人たちのお話が出てくることが多い印象ですが、動画づくりで意識していることはありますか?
ゆめ 意識していること…なんだろう?! みんなが楽しんで、笑ってくれたり、元気になってくれるようには意識してます!
聞き慣れない肩書きを掲げて活動を広げる琴吹ゆめさんは、原宿とグミとコスメが大好きな22歳の女の子。
カテゴリとしてはいわゆるカワイイ系バーチャルYouTuber(VTuber)になるものの、一見VTuberとは親和性の高くないTikTokで活躍したり、ウイスキー大好きを公言するなど、あまりに自由な振る舞いでどこにも属さぬ独自のポジションを築いている。
ただ奔放なだけなのかというと、そうではない。
自らの夢中に他人を巻き込んでいく不思議な引力はどこから生じているのだろうか? 今回はその中心にいる琴吹ゆめさんご本人と、活動を1から支えてきた株式会社KOUENのプロデューサー・内田悦弘さんにお話をうかがっていく。
取材・文:オグマフミヤ 編集:鈴木梢
2.3次元の秘密
──ゆめちゃんはリアルイベントへの出演も積極的で、VTuberが登場しないようなイベントにまで出ていますよね。琴吹ゆめ(以下 ゆめ) 私は「友達をたくさんつくり、みんなの夢を応援し、そして自分自身がみんなの夢になりたい」という目標をもって活動しているので、単純に友達を増やすべく外に出ているんです。
内田悦弘(以下 内田) 加えてリアルとの接点を増やすことで、VTuber全体の市場を一般へもっと広げていきたいという思いもありますし、ゆめちゃんと同世代の方にファンになってもらって、コンセプトのひとつである"みんなでゆめちゃんをプロデュースする"という形をつくっていきたいとも思っています。
他のVTuberさんが登場しないようなイベントでは、やはりお客さんも普段VTuberを見ていない人が多いです。ですが実際にゆめちゃんと喋ってもらうと好きになってもらえていることが多いですね。
──琴吹ゆめさんはリアルともバーチャルとも違った"2.3次元YouTuber"としてデビューされました。そもそもこの2.3次元とはどういう意味なのでしょう?
内田 ゆめちゃんの活動の方針として、バーチャルに寄りすぎずリアルとの接点を持っていきたいと考えていたので、最初は2次元(バーチャル)と3次元(リアル)の間をとって“2.5次元YouTuber”と名乗ろうと思っていました。
ですが2.5次元だと生身の俳優さんたちが既に名乗られており、2.5次元はもう人間なんだと分かったので、さらに間をとって2.3次元にした。実は単純にそれだけなんです(笑)。 ──リアルに寄せた独自の路線を進んでこられましたが、最近ではコラボ動画を投稿したり、イベントにも参加したりとVTuberとの関わりも多くなってきました。そこではVTuberと名乗ることもあるようですが、方針の変更や葛藤などはあったのでしょうか?
内田 ゆめちゃんは既存のアニメキャラクター的にではなく、実在の人物として皆さんに友達になってほしかったので、最初はやはり意識してVTuberと名乗らないようにはしていました。
方針は今でも変わっていませんが、VTuber自体もこれだけ数が増えて、市場も広がっていく中で、VTuberと名乗った方がスムーズにいく場合も増えてきたんです。
やはり生身のタレントさんと共演する場合はVTuberと名乗ってしまえば伝わるような状況になりましたし、VTuberさんとの絡みも増えてきたので、自然とVTuberと名乗っても問題ないように思えてきました。 ──ファン層が異なっている感覚もありますが、リアルとの関わりには手応えを感じられましたか?
内田 やはりファン属性に壁があるのか、まだなんともというのが正直なところではありますね。
ですがゆめちゃんと同世代の女の子ファンも増えてきていて、その子たちにとってはゆめちゃんがVTuberを知るきっかけになっていたりするので、少しずつですがリアルとバーチャルの橋渡しもできているのかなとも思います。
──ゆめちゃんの動画にはお友達やスタッフさんなど周りの人たちのお話が出てくることが多い印象ですが、動画づくりで意識していることはありますか?
ゆめ 意識していること…なんだろう?! みんなが楽しんで、笑ってくれたり、元気になってくれるようには意識してます!
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琴吹ゆめ
バーチャルタレント
7月31日生まれ
グミとコスメとアイドルとウイスキーが大好き
みんなと友達の輪を広げるために活動中
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