『ギャルと恐竜』トミムラコタ、『GALS!』藤井みほなと涙の邂逅

POPなポイントを3行で

  • トミムラコタと藤井みほなが邂逅
  • 藤井みほなから「連載がんば!」の一言
  • 感動のあまりトミムラコタは涙
ギャルと恐竜』で作画を担当する漫画家のトミムラコタさんが、6月30日にTwitterを更新。

2002年まで少女コミック誌『りぼん』で連載されていた『GALS!』の作者である藤井みほなさんと出会い涙した様子を投稿。

「GALS!の原画を見に夫と弥生美術館に行き、なんとたまたま藤井みほな先生にお会いできて、会話もしちゃって、サインまで頂き「連載がんば!」って別れ際に握手もしてもらい、帰りのタクシーの中で泣いている私です😭😭」と綴ったトミムラさん。

憧れだった漫画家の先輩に会ったことで、溢れる涙を堪えきれなかったようだ。

ギャル漫画の金字塔『GALS!』が築いた時代

漫画『GALS!』は『りぼん』で1998年から2002年にかけて連載され、その間アニメ化やゲーム化も果たした人気作品。

「渋谷最強のギャル」ことカリスマ女子高生の寿蘭と、その友人である山咲美由、星野綾の3人が、家庭や学校での問題を解決していく物語だ。 コギャル、ガングロ、ルーズソックス、厚底サンダルなど、2000年前後の流行が作品内に反映されている同作。

また、「親や大人への反発」という普遍的なテーマから、援助交際といった当時社会問題化していた話題を扱っていたこともあり、20代から30代の女性には特に思い入れの深い作品として名前が挙がる。

いまだ影響力の大きい『GALS!』

現在、原作者である森もり子さんとともに、ギャルと彼女に拾われた恐竜のほのぼのとしたやりとりが人気の漫画『ギャルと恐竜』を『ヤングマガジン』で連載中のトミムラさんも例外ではなかったようだ。 ちなみに『GALS!』は、4月にはSHIBUYA109とコラボした短編が、作者の藤井さんのTwitterで公開。公開からおよそ24時間で5万近いリツイートと10万を超えるいいねを記録。 ギャル文化はもちろん、結びつきの強い街・渋谷において、いまだに大きな影響力があることを示した。

展覧会の会場で出会った新旧ギャル漫画家の2人

藤井さんとトミムラさんが出会ったのは、6月30日まで東京・文京区の弥生美術館で開かれていた展覧会「ニッポン制服百年史」。

戦前から平成までの学校制服の変遷を、イラストや貴重な実物の制服などを集めてまとめた展覧会で、藤井さんは『GALS!』の作者として原画などを出展しグッズも販売していた。 そんな展覧会の最終日、30日に会場へ赴いたトミムラさんが藤井さんと出会い交流。涙の邂逅につながったわけだが、そんな新旧ギャル漫画家の共演はTwitter上で見ることができる。

平成に花開いたギャル文化は、令和に入りどのように変わっていくのだろうか。

時代の一側面を象徴する豊かなギャル文化の動向は、これからも興味深いトピックの1つであり続けるだろう。

ギャルはいつも強い

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る
KEYPHRASE

いま、みんなが気になっていること

KAI-YOU.netにログインしているユーザーなら誰でも編集できるKAI-YOU.netの百科事典、それが「キーフレーズ」です。

キーフレーズ機能をもっと知る

アニメ・漫画の週間ランキング

アニメ・漫画の画像ランキング

もっと見る

もっと見る

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ