わたしだけの時間とみんなのアイドル
1年間AKBの握手会ガツガツ通っておもしろかったんだけど(今日で終わり)結局10秒でそれなりの起伏のあるレポを書き残していくのが楽しかったところすごくある
— もぐもぐ (@mgmgnet) November 24, 2013
これだけツイートを貼り付けてきたことから伝わるでしょうが、10秒の積み重ねを書き残すのが個人的にはすごく面白くて、そこまで含めて握手会という感覚があります。あとから見て楽しいとか、忘れるのがもったいないとか個人的な理由が第一ですけど、ときめきを共有したい気持ち、わたしの好きな子めっちゃ素敵じゃないですか? って気持ちもめっちゃある。
そうかぁ、自分は彼女たちのことを「みんなのアイドル」って思ってるんだな~って、「わたしだけの時間」をいただいてるからこそ逆に痛感しました。いいところもっと見つけたい、もっと好きになりたい、って気持ちです。
なので、わたしは1番好きな子が1番書き残しにくいです。なぜなら、緊張する上に伝えたいことが多すぎて一方的に喋るだけで終わってしまうから……! ううう、楽しい受け答えをしてキュートさを広報したいのに! そんな余裕がない! もどかしい。
握手会は必要か?
先月の終わりにあの岩手の事件があって、なんだかわからないけどものすごく落ち込みました。自分でもよくわからないくらい凹んだ。それは、わたしがいいとこばっかり見ようと、つくろうと努力してたからだと思います。そう、握手会は相手がいるだけじゃ成り立たなくて、こっちもある意味プレイヤーなのです。握手会って行為、距離の近さばかりがキャッチーに取り上げられるけど、大好きな誰かを間近で見られること、会いに行けること、もっといろんな面を見せてほしい気持ち、そういうシンプルな欲求はいろんなものに共通だと思う。「テレビやCDで十分じゃないの?」って意見もあるかもしれないけど、ライブやコンサートや舞台やスポーツ観戦を想像すると分かるように、目の前で何かが起こる引力は何か別の迫力があります。
どうしても必要かって言われたらそんなことないよね、と個人的には思います。握手会なくなったら好きでいる意味ない! なんてことはない。でもその一緒に作ってる感覚、ステージの上と下で分かれてる時とは違う楽しみ方だし魅力だな、と1年やってきた今なら分かる。コンサートを見て新曲を聞いて雑誌を眺めて、ああこういうところ素敵だな、好きだなと思った時、次にその話しよう、と未来の約束をつくれるのは強い。
なんだろう、身も蓋もない言い方をすれば「ゲーム性」でしょうか。予定不調和。うまく話せないと落ち込むし、思ったような返答が返ってこなくて焦るし、でもそれも全部含めてエンターテインメントなんですよね。コミュニケーションにひもづく感情までをまるごとパッケージにしてる──それが握手会の楽しさで、そしてもちろん気持ち悪さでもある、と思います。
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もぐもぐ
ブロガー/ライター
1989年生まれ、東京都出身。ブログ「インターネットもぐもぐ」を中心に、ネット界隈で盛り上がっている話題から、普段の何気ない日常まで、独自の感性と視点からあらゆる物事を書き連ねる女子ブロガー/ライター。
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