連載 | #2 いただきます、インターネット

いただきます、インターネット Vol.2 アイドルの「握手会」に1年通ってわかったこと

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1.他のメンバーの話を絡める
王道。好きな子同士が仲良くしてる話を聞いたら絶対幸せに決まってます! もちろんブログにツーショット上げたりしてくれるけど、毎日のどうでもいいことってわざわざどこにも出てこない。でもそういう瑣末なことこそ、聞きがいがあるわけですね(そう、それがファンです)。

別にね、知ったってどうにもならないことでいいんです。アイドルとしてテレビや雑誌で切り取られる外側があるってことが分かること、それ自体が重要なわけで。裏側を暴きたいとかじゃなくて、もっとやわらかい感情ね。
2.共通の好きなものの話をする
アイドル活動と無関係に、共通の趣味の話。ミーハーに生きてるわたしには、これが本当に面白かった! むしろこの子とこの話したいから握手券とろう、ってことが何度もありました。アイドルとしてというより、同じものを愛でてる同志としてしゃべりに行く。好きなものがどんどん広がっていく感覚が楽しすぎる。

本人たちにブログやGoogle+という自己発信するツールがいくつもあって、その先に直接話せる場を作られてるからできること。相手の好きなものをこっちは一方的に知れるんですよね。で、相手はわたしのことをほんの少しも知らないし知る必要もない。そういう超非対称な関係でするコミュニケーションだからこそ、話が早くておもしろい。「ブログ見たんですけど」。

もう、いろいろ話した。女子アイドルの話をしたり、 アニメやマンガの話をしたり、 共演したジャニーズさんの話を聞いたり、(※生駒里奈さんが出演したドラマで、お好み焼き屋さんのバイト仲間としてジャニーズJr.さんと共演しました) まさかのBL教えてトークをしたり(自分はあまり詳しくなくて逆についていけなくなる事案)、 東京のみならず兵庫の宝塚大劇場でもガンガン目撃されているガチのヅカヲタ・渡辺麻友さんのところに宝塚トークしにいって、マシンガントークかまされてきたり。 好きなもののことをキラキラしながら話してる姿、本当に魅力的ですごくいい。かわいい。これもメンバー同士の何気ない日常と同じように、テレビや雑誌ではあんまり出てこない部分なわけです。そりゃそうですよね、歌って踊るアイドル本業とはある意味無関係な部分なので。

何よりパッと顔を輝かせてくれるとすっごく嬉しい。「この子これ好きなんだ!」で興味を持って、会って少しだけ言葉を交わして、ますます好きになった子がいっぱいいました。好きになる方法の、手数が増えたな~っていう感覚があります。もちろんその前に、アイドルとしてのパフォーマンスが好き! が前提なのですけど!

【次のページ】握手会は必要か?
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いただきます、インターネット

インターネットとアイドルが大好きな女子ブロガー・ライター「もぐもぐ」が、日夜インターネットを舞台に巻き起こるディープな「熱狂の世界」を紹介していく連載です!

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