ニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」、1日だけ一般公開 定員は300名

ニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」、1日だけ一般公開 定員は300名
ニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」、1日だけ一般公開 定員は300名

画像は宇宙線研究所のTwitterアカウント(@ICRRpr)より

日本のノーベル物理学賞受賞につながった素粒子・ニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」の一般公開が今年も行われる。開催は、2017年11月4日(土)。

募集は9月4日(月)開始、定員は300人だ。

ただし、よく「スーパーカミオカンデ」の報道で使われているおなじみの水タンク、スーパーカミオカンデ検出器の内部には入れない。

日本人のノーベル物理学賞受賞につながったニュートリノ観測装置

1996年4月より観測を開始した、岐阜県飛騨市にある世界最大の水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置・スーパーカミオカンデ。

実験は、東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設を中心に、日本やアメリカ、韓国、中国、ポーランドなど約40の大学や研究機関との共同研究で行われている。

「水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置」と言われても何のことかわからないかもしれないが、このスーパーカミオカンデでの実験によって、宇宙線研究所の所長・梶田隆章さんがニュートリノに質量があることを突き止めた業績によって2015年度のノーベル物理学賞を受賞したと聞けばピンと来るはず。

世界に名だたる業績の礎になっている「スーパーカミオカンデ」の一般公開は、恒例行事として開催されているが、特にノーベル賞貢献以降はさらに注目度が高く、応募者多数の場合は抽選となる。

昨年開催の様子も公式サイト上で公開されている(外部リンク)。興味がある人は募集要項をよく読んで応募しよう。

こちらの記事もオススメ

この記事どう思う?

この記事どう思う?

イベント情報

スーパーカミオカンデ 一般公開

開催日
2017年11月4日(土)
募集人数
300名(小学生以上、ただし小学3年生以下は保護者同伴)
集合場所
神岡町公民館(岐阜県飛騨市神岡町東町378)
見学コース
神岡町公民館よりバスで移動〜スーパーカミオカンデ見学
(*検出器タンクの中はご覧いただけません。)〜バスにて神岡町公民館へ戻る
参加費用
3,500円(当日受付にて現金でいただきます)
募集期間
2017年9月4日(月)から
*応募者多数の場合は抽選となります。
申込方法
飛騨市役所ホームページよりお申込み下さい。
(9月4日より特設ページにリンク致します。)
その他の方法につきましても飛騨市役所ホームページに詳細を掲載します。
注意事項
スーパーカミオカンデ検出器の内部はご覧いただけません。
主催
東京大学宇宙線研究所・宇宙まるごと創生塾飛騨アカデミー・飛騨市
協力
Kavli IPMU・神岡鉱業(株)

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。