先日発売された対戦型格闘アクションゲーム『ARMS』では、現在も細かくアップデートが行われており、「LANプレイ」と呼ばれる新機能が発表された。
しかしながら、公式サイトでは文章での説明のみで、どのような機能でどんな方法で使用するのかわかりづらい。同様の機能がある『スプラトゥーン2』も、Q&Aのページにて文章で説明されるだけに留まり、『マリオカート8デラックス』にいたっては、説明自体があまりされていないのが現状だ。
「LANプレイ」が一体どのような機能で、どうすれば使用できるのか実際に試してみたので、詳しく説明したい。
LANプレイとは?
公式サイトによると、LANプレイは以下のような機能だという。インターネット通信やローカル通信と異なり、Nintendo Switch同士をLANケーブルでつなぎ、テレビモードで通信プレイを行う方法だ。「LAN プレイ」とは、複数のNintendo SwitchをLANケーブルでつなぎ、ローカルエリアネットワークを介して、通信プレイを行う対戦方法です。
有線ルーターや複数台のモニターなど機材を揃えるのが大変だが、有線で繋ぐため、安定した通信環境で遊べるのが最大のメリット。友人宅などオフラインの場に集まった際、大会のような形で楽しめる遊び方である。 『スプラトゥーン2』では、単に通信の安定だけでなく、プライベートマッチで対戦するプレイヤー以外に2人までカメラマンとして参加させることができる「プライベートマッチ観戦機能」が用意されている。
俯瞰視点や各プレイヤーの3人称視点を自由に切り替えることができるので、対戦の様子を動画配信するのに便利だろう。『スプラトゥーン2』には、「プライベートマッチ観戦機能」が搭載される。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2017年2月11日
これは、プライベートマッチで対戦する8人とは別に、9人め、10人めがカメラマンとしてマッチングして、バトルを観戦できる機能だ。
ふかん視点と、各プレイヤーの三人称視点を切り替えることができるぞ。 pic.twitter.com/DBvjLm6BAh
LANプレイに必要な機材と接続方法
LANプレイを行うには、Nintendo Switch本体1台ごとに、以下が必要になる。さらに、本体同士をつなぐための有線ルーターと、Switchの台数によっては、全プレイヤーを同時につなぐためにスイッチングハブも用意する必要がある。 続いて、各機材の接続。上図のように、有線ルーターとスイッチングハブ、Nintendo SwitchをLANケーブルで繋げられればOKだ。・Nintendo Switch用ソフト(パッケージ版/ダウンロード版)
・Nintendo Switchドック
・Nintendo Switch ACアダプター
・HDMIケーブル
・USB有線LANアダプター
・LANケーブル(スイッチングハブを使用する際は、台数分+1本が必要)
・テレビなどHDMIが接続できるモニター
接続の手順
1)Nintendo Switchが有線で通信できるよう、USB有線LANアダプターとLANケーブルを繋いだものを、ドックに接続。USB有線LANアダプターを、ドックの側面や背面にあるUSBポートにつなげよう。 2)有線ルーターへの接続。同時に繋げる台数が、ルーターのポート数より多い場合(今回は3つなので、4人以上)、有線ルーターとスイッチングハブをLANケーブルで接続。 3)Switchに接続したLANケーブルをスイッチングハブ(もしくは有線ルーター)に接続すれば、機材の接続は完了となる。ゲーム内での操作
LANプレイを行うための操作は、ゲームごとに異なる。ここでは『スプラトゥーン2』と『ARMS』の例を紹介しよう。スプラトゥーン
1)ゲーム開始後、画面右手側の施設「イカッチャ」にキャラクターを移動させる。 2)施設に入場後、左スティックを押し込んだ後、Lボタン+Rボタンを同時に3秒ほど長押しする。 3)画面が暗転し、「LAN通信の準備をしています」という表示が出ると、再びイカッチャのトップ画面に移る 4)親機の場合、「プライベートマッチ」「サーモンラン」のどちらのモードで遊ぶか選び、部屋を作成。子機の場合は「部屋をさがす」で、参加したい部屋を選択。ARMS
1)ゲーム開始後、メニュー画面で左スティックを押し込んだ後、Lボタン+Rボタンを同時に押す。 2)画面上の「ローカル通信」モードが「LANプレイ」モードに切り替わったのを確認したら、参加人数を決めて決定。 3)参加者全員で対戦する「パーティモード」、もしくは1対1で対戦し、他の人は観戦に回る「闘技場モード」を選択。 4)ロビーの作成を行う。親機の場合は「ロビーをつくる」、子機の場合は参加したいロビーを選択。 5)参加者が集まり、親機が決定ボタンを押したら、LANプレイ開始。親機のみ、細かくルールが設定できる。マリオカート8デラックス
ちなみに『マリオカート8デラックス』も『ARMS』と同じく、メニュー画面で左スティックを押し込んだ後、Lボタン+Rボタンを同時に押すと、「ローカル通信」モードから「LANプレイ」モードに切り替わる。あとはローカル通信時と同じようにすれば、ローカルネットワーク内のプレイヤー同士で対戦が可能だ。 機材を揃えることを考えると、費用面のハードルが高いLANプレイ。しかしながら、ひとつの場所に集まり、同じゲームを楽しむ経験はプライスレスの価値があるだろう。もし、Nintendo Switchを持ち寄り遊ぶ機会があれば、LANプレイを試してみてはいかがだろうか。
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杉山 大祐
有限会社ノオト所属の編集者、ライター。企業のオウンドメディアの編集や執筆、SNS運用を担当。家庭用ゲーム機からPCゲーム、アーケード、アナログゲームまでをまんべんなく遊ぶ無類のゲーム好き。Twitter ID:@doku_sho
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