「テクノビースト」とも形容されるAphex Twin(エイフェックス・ツイン)のファンの間に動揺が広がりはじめている。
なぜなら、約1ヶ月間に渡ってAphex Twinのサイトで行われていたカウントダウンの数字が、0になっても何も起こらなかったからだ。
※7月21日追記 カウントダウン終了から数時間後、日本時間で7月21日深夜2時頃、サイトのリニューアルが行われた。その詳細は末尾に追記する。
カウントダウンの終了予定は、当初、日本時間で7月6日の17時だった。
新作アルバムや大型イベントへの出演など、なんらかの発表が行われると思われていたが、7月に入るとカウントダウンの数字が大幅に増加し、この不可解な進行に「一体いつ終了するのか?」と、誰もが首を傾げる事態に。
一時的に数字は増加したものの、カウントダウン自体は刻々と進行。ただし、そのスピードもなぜか一定ではなく、遅くなったり早くなったりを繰り返す始末。 そして、7月20日にいよいよカウントダウンは終了の時を迎えたが、冒頭で述べた通り、いまだに何も発表はないまま。
まさか、公式自らカウントダウンを始めておいてそのままスルーするとは誰も思わず、現在ファンは狐につままれたような面持ちで、この状況の推移を見守っている。
2014年、13年ぶりにリリースされたオリジナルアルバム『Syro』発表時には、世界各地でゲリラ的にAphex Twinの文字が街中に現れ、同時に現れ始めたTwitterから特設サイトへアクセスすると、アルバムの詳細がわかっていくというようなプロモーションを経て、アルバムをリリース。
翌2015年には、約150曲以上にもおよぶ初期の未発表音源と思しきデータを「user48736353001」という、いかにも初期設定のままかのような名義でSoundCloud上に次々とアップするなど、ルールに縛られない発表形式でも注目を集めてきた。
また、カウントダウン告知については5月にも行ったばかりで、ファンにとっては記憶に新しいところだろう。
それだけではなく、同会場では『London 03.06.17』と題された未発表音源の11曲が収録されたレコードもゲリラ販売されている。Aphex Twin Live at Field Day 2017 (alt. audio)
近年Aphex Twinの活動ペースは高まる一方であり、今回のカウントダウンへの期待感に繋がっていた。また、所属レーベルであるWarpの公式サイトで行われていたプロジェクトであっただけに、期待を裏付けるには十分すぎる企画だったとも言える。
今回カウントダウンのタイミングからはずれてしまったが、新たな発表はあるのか? それとも本気で何も起こらないカウントダウンだったのか?
現在、ファンによる勝手な考察ばかりが交わされているが、公式からの発表を待ちたい。
また、Aphex Twinは7月28日(金)から開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '17」(フジロックフェスティバル '17)には、20年ぶりにヘッドライナーとして帰還することが決定している。
以来再三言われていることだが、第1回の「フジロック」では、小屋に籠ったまま出てこないというパフォーマンスで伝説をつくり上げ、Aphex Twinとともに「フジロックフェスティバル '17」でヘッドライナーとして出演するbjörk(ビョーク)とは、砂嵐になったテレビの楽しみかたを教えるといったエピソードも有名だ。
今回はどんな伝説が生まれるのか、カウントダウンの行方も気になるところだが、まだまだ日本でも話題を呼びそうな状況から目が離せない。
リチャード・D・ジェームスさんのソロプロジェクトであるAphex Twinだけでなく、別名義のafxや、Polygon Window、GAKなどの音源も視聴/購入できるページとなっている。
なかでも、これまでリチャード・D・ジェームスさんとの考察が上がりながらも、本人とは名言されていなかった(むしろ公式では否定されていた)The Tussのアルバムもアップ。暗に認めた形となる。
既存アルバムデモやボーナストラック、存在が噂されていたレアトラックなども公開され、深夜にもかかわらず大きな話題に。一時はAphex TwinがTwitterのトレンド上位に浮上した。
なぜなら、約1ヶ月間に渡ってAphex Twinのサイトで行われていたカウントダウンの数字が、0になっても何も起こらなかったからだ。
※7月21日追記 カウントダウン終了から数時間後、日本時間で7月21日深夜2時頃、サイトのリニューアルが行われた。その詳細は末尾に追記する。
Aphex Twin、カウントダウンをまさかのスルー
ことの発端は、6月初頭。彼の所属するレーベル・Warp内のアーティストページにて、突如カウントダウンが開始された。カウントダウンの終了予定は、当初、日本時間で7月6日の17時だった。
新作アルバムや大型イベントへの出演など、なんらかの発表が行われると思われていたが、7月に入るとカウントダウンの数字が大幅に増加し、この不可解な進行に「一体いつ終了するのか?」と、誰もが首を傾げる事態に。
一時的に数字は増加したものの、カウントダウン自体は刻々と進行。ただし、そのスピードもなぜか一定ではなく、遅くなったり早くなったりを繰り返す始末。 そして、7月20日にいよいよカウントダウンは終了の時を迎えたが、冒頭で述べた通り、いまだに何も発表はないまま。
まさか、公式自らカウントダウンを始めておいてそのままスルーするとは誰も思わず、現在ファンは狐につままれたような面持ちで、この状況の推移を見守っている。
破天荒な行動でも知られるAphex Twin
近年のAphex Twinの動向を少し振り返りたい。2014年、13年ぶりにリリースされたオリジナルアルバム『Syro』発表時には、世界各地でゲリラ的にAphex Twinの文字が街中に現れ、同時に現れ始めたTwitterから特設サイトへアクセスすると、アルバムの詳細がわかっていくというようなプロモーションを経て、アルバムをリリース。
翌2015年には、約150曲以上にもおよぶ初期の未発表音源と思しきデータを「user48736353001」という、いかにも初期設定のままかのような名義でSoundCloud上に次々とアップするなど、ルールに縛られない発表形式でも注目を集めてきた。
また、カウントダウン告知については5月にも行ったばかりで、ファンにとっては記憶に新しいところだろう。
その際はネットラジオ局「NTS Radio」において、都市型フェス「Field Day」ライブ生配信を行うという発表とともに、未発表音源と鮮烈なビジュアルが公開された。https://t.co/GS7kuROQ1x pic.twitter.com/v8riyQ73Ro
— Aphex Twin (@AphexTwin) 2017年5月25日
それだけではなく、同会場では『London 03.06.17』と題された未発表音源の11曲が収録されたレコードもゲリラ販売されている。
今回カウントダウンのタイミングからはずれてしまったが、新たな発表はあるのか? それとも本気で何も起こらないカウントダウンだったのか?
あるいは、当初のカウントダウンの予定時刻付近となる7月11日にWarpで公開された元KORGのエンジニア・高橋達也さんとの対談インタビュー及び、同時に発表された「korg funk 5」をはじめとするコラボ楽曲群のことを示唆していたのか?A CONVERSATION WITH TATSUYA TAKAHASHI. https://t.co/f9JrzegXds
— Aphex Twin (@AphexTwin) 2017年7月11日
現在、ファンによる勝手な考察ばかりが交わされているが、公式からの発表を待ちたい。
また、Aphex Twinは7月28日(金)から開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '17」(フジロックフェスティバル '17)には、20年ぶりにヘッドライナーとして帰還することが決定している。
以来再三言われていることだが、第1回の「フジロック」では、小屋に籠ったまま出てこないというパフォーマンスで伝説をつくり上げ、Aphex Twinとともに「フジロックフェスティバル '17」でヘッドライナーとして出演するbjörk(ビョーク)とは、砂嵐になったテレビの楽しみかたを教えるといったエピソードも有名だ。
今回はどんな伝説が生まれるのか、カウントダウンの行方も気になるところだが、まだまだ日本でも話題を呼びそうな状況から目が離せない。
※7月21日追記 全貌が明かされたカウントダウンサイト
カウントダウン終了から数時間後、日本時間で7月21日深夜2時頃、サイトのリニューアルが行われた。リチャード・D・ジェームスさんのソロプロジェクトであるAphex Twinだけでなく、別名義のafxや、Polygon Window、GAKなどの音源も視聴/購入できるページとなっている。
なかでも、これまでリチャード・D・ジェームスさんとの考察が上がりながらも、本人とは名言されていなかった(むしろ公式では否定されていた)The Tussのアルバムもアップ。暗に認めた形となる。
既存アルバムデモやボーナストラック、存在が噂されていたレアトラックなども公開され、深夜にもかかわらず大きな話題に。一時はAphex TwinがTwitterのトレンド上位に浮上した。
こないだのLondonの12inchのリリースかと思ったら、Windowlickerのデモとか40曲近いNewが公開されて、おまけに"The Tuss"が公式で並び始めててヤバい。 https://t.co/j94TKum5hm
— John Gastro (@john_gastro) 2017年7月20日
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