アニメ オブ ザ イヤー 映画部門に「風立ちぬ」、テレビ部門に「進撃の巨人」

  • 0
アニメ オブ ザ イヤー 映画部門に「風立ちぬ」、テレビ部門に「進撃の巨人」
アニメ オブ ザ イヤー 映画部門に「風立ちぬ」、テレビ部門に「進撃の巨人」

(c)東京アニメアワードフェスティバル実行委員会

東京アニメアワードフェスティバル2014は、TAAF2014アニメ オブ ザ イヤー部門の各賞を発表している。東京アニメアワードフェスティバル2014は3月20日から24日まで、東京・TOHOシネマズ日本橋などを会場に開催された国際映画祭である。2013年までの東京アニメアワードを新たに映画祭として、2014年より新たにスタートした。

2013年の最優秀作品(グランプリ)として選ばれたのは2作品。劇場公開部門が宮崎駿監督の最後の長編アニメ映画である『風立ちぬ』、そしてテレビ部門が『進撃の巨人』である。
いずれも2013年の国内を代表する大ヒット作、同時に高い評価を受けただけに、納得の結果といえるだろう。また、グランプリに次ぐ作品である優秀賞として、劇場公開部門から『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』、テレビ部門から『宇宙兄弟』が選ばれている。3月22日には東京ビッグサイトにて授賞式も開催され、受賞作品、受賞者を祝った。

アニメ オブ ザ イヤーでは作品賞だけでなく、過去一年間に大きな業績を残した個人を顕彰する個人部門も設けている。ここでも『風立ちぬ』、『進撃の巨人』の強さが目立った。
『風立ちぬ』のスタッフからは、脚本・オリジナル原作賞で宮崎駿さん、アニメーター賞で高坂希太郎さん、美術監督賞で武重洋二さん、声優賞で庵野秀明さんが受賞している。グランプリと合わせて5つの賞に輝いたことになる。
一方、『進撃の巨人』は、監督賞に荒木哲郎さん、脚本・オリジナル原作賞に小林靖子さん、音楽賞に澤野弘之さんである。こちらは4部門の受賞だ。個人賞をみると『風立ちぬ』での美術や作画、『進撃の巨人』の演出、ストーリー、音楽とそれぞれの個性が評価されていることがわかる。

この2作品以外では、脚本・オリジナル原作賞で吉田玲子さん、キャラクターデザイン・メカデザイン賞で すしお さんが受賞者になっている。
吉田玲子さんは、2013年は『たまこまーけっと』や『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』、『弱虫ペダル』などの話題作を手がけた。また、大きなムーブメントを生み出した『ガールズ&パンツァー』もそのひとつである。すしお さんは、最新作『キルラキル』での個性溢れるキャラクター達が、現在大きな話題を呼んでいる。

TAAF2014アニメ オブ ザ イヤー部門は、過去1年間に日本国内で上映・放送されたアニメ作品を対象に、優れた作品と個人を顕彰する。2013年までの東京アニメアワードを継続しつつ、選考方法などを一新、あらたにキャラクターデザイン・メカデザイン賞やファン投票によるアニメファン賞などを設けた。

東京アニメアワードフェスティバル2014
http://animefestival.jp/ja/

[グランプリ]
  劇場公開部門 『風立ちぬ』
  テレビ部門 『進撃の巨人』

[優秀賞]
  劇場公開部門 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』
  テレビ部門 『宇宙兄弟』

[アニメファン賞] 
  『ダンボール戦機ウォーズ』
[監督賞]
  荒木哲郎
[脚本・オリジナル原作]
  小林靖子
  宮崎駿
  吉田玲子
[アニメーター賞]
  高坂希太郎
[キャラクターデザイン・メカデザイン賞]
  すしお
[美術監督賞]
  武重洋二
[声優賞]
  庵野秀明
[音楽賞]
  澤野弘之

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る

アニメ・漫画の週間ランキング

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ