石田祐康『陽なたのアオシグレ』からアニメを学ぶ！ 日野市でイベント開催

フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の4月からの映像ジングル、及び放送開始10周年記念作品である『ポレットのイス』を手がけたスタジオコロリド。

3月29日（土）と30日（日）に、同じくスタジオコロリドが制作した2013年公開の短編アニメーション映画『陽なたのアオシグレ』の舞台である東京都・日野市と共催で、アニメーション展 「日野×アオシグレ」を開催する。

登壇するのは、両作の監督を手がけた石田祐康さん。イベントでは、『陽なたのアオシグレ』上映のほか、アニメーションのつくり方を学ぶ講座などが開かれる。

若手アニメーション作家・石田祐康

『ポレットのイス』と『陽なたのアオシグレ』は、共に若手アニメーション作家・石田祐康さんが監督した作品。

石田さんといえば、2009年に公開された自主制作の短編アニメーション『フミコの告白』がYouTubeで270万回再生を超えるなど、いま最も注目すべき若手クリエイターの一人だ。そんな石田さんの劇場デビュー作となったのが『陽なたのアオシグレ』だった。

そしてこの度、ノイタミナ10周年という記念すべき節目に石田さんを起用。番組開始時に流れる映像ジングルのみならず、一つの作品として『ポレットのイス』を制作することとなった。

『ポレットのイス』は、一人の少女・ポレットと、彼女の遊び相手となる一脚の「椅子」の10年間を描いた作品。『陽なたのアオシグレ』のスタッフが再結集して制作された。

なお、これまでにもノイタミナでは、映像ジングルに『イヴの時間』の吉浦康裕さんと開発ユニット・AR三兄弟を起用するなど、気鋭の若手クリエイターに注目してきた。

映像ジングルは4月からの放送より、『ポレットのイス』バージョンにリニューアル­される。

「ポレットのイス」

石田さんとアニメーションを学ぶ！

この度開催されるアニメーション展 「日野×アオシグレ」では、作品上映はもちろん、絵コンテや原画、アフレコ台本等の資料展示やワークショップ、限定グッズ販売が行われる。

なんといっても目玉は『陽なたのアオシグレ』を題材にしたアニメ教室や、石田さんへのQ&Aコーナー。アニメ制作を志すクリエイターは必見だ。

※一部表記を誤っておりましたのでお詫びして訂正いたします

文：たかはしさとみ