短編アニメの傑作『寫眞館』『陽なたのアオシグレ』原画展を開催

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短編アニメの傑作『寫眞館』『陽なたのアオシグレ』原画展を開催
短編アニメの傑作『寫眞館』『陽なたのアオシグレ』原画展を開催

『寫眞館』(左)、『陽なたのアオシグレ』(右)のキービジュアル

2011年設立の新進のアニメーション制作会社・スタジオコロリドによるオリジナル短編アニメ映画『寫眞館』と『陽なたのアオシグレ』の原画展が、京都府の元立誠小学校・特設シアターにて開催される。期間は1月18日(金)から2月14日(金)までを予定している。

アニメ界のベテランと若手の共演

『寫眞館』、『陽なたのアオシグレ』は第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選出された注目作品。

『寫眞館』は、『AKIRA』の作画監督や『パルムの樹』、『ファンタスティックチルドレン』の監督を務めたなかむらたかしさんが監督、脚本、原画を手がける。戦前の写真館を舞台に、人びとの交流を時代変遷とともに描いたノスタルジックアニメーションだ。

『陽なたのアオシグレ』は、大学在学中に制作した短編アニメーション「フミコの告白」で注目を集めた石田祐康さんが監督を務める。内気な男の子が、大好きな女の子に気持ちを伝えようと走りだす姿を、スピッツの「不思議」にのせて鮮やかに描いた胸キュン・ファンタジー。なお、石田さんは本作が劇場公開デビュー作となった。

貴重な展示資料の数々

黒板にキャラクターを描く石田さん

この度、その石田さんがアニメーションを学んだ地でもある京都にて、初の原画展が開催されることとなった。会場は、元々小学校だった校舎の中に上映設備を整えた、元立誠小学校・特設シアターだ。

会場には、なかむらさん、石田さんが制作初期段階に描いたそれぞれの作品のイメージボードをはじめ、キャラクターや背景画などの設定資料、絵コンテ、原画など見ごたえのある資料が数十点用意され、2作品の制作過程に迫る。

また、教室の黒板には、石田さんが直々に描いたキャラクターイラストも添えられている。

1月20日(月)にはデジタルハリウッド大学の駿河台キャンパスにて、両監督によるメイキング講座が開かれるなど、その制作過程にも関心が高まっており、本原画展は貴重な展示となっている。

なお、原画展開催日の1月18日からは、本編のシアター上映も開始する。本編の鑑賞チケットは1,000円で、原画展は入場無料となる。お近くのにお住まいの方、見逃してしまった方は、この機会にぜひ。

また、今後京都以外にも劇場は追加されていくとのこと。詳細は公式サイトを確認して欲しい。
「寫眞館」「陽なたのアオシグレ」劇場予告編 / 全国順次ロードショー
文:たかはしさとみ

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