連載 | #3 ワンフェス2016[夏]

【ワンフェス2016夏】「一万円札専用マグネット」に巨大昆虫模型! 個人ブースまとめ 後編

とだ勝之ブース「ミニチュア工具セット」

イラスト付きのパネルや什器などが設営された本格的なブース「とだ勝之」。ん…? この画風、見覚えがあるような…。そう、このブースを主宰するのは『あきら翔ぶ!!』『Mr.釣りどれん』(『月刊少年マガジン』)や『DANDANだんく!』(『コミックボンボン』)などで知られるマンガ家・とだ勝之さんなのだ。 同人誌などが並ぶ中、最も注目を集めていたのは、ノギスやモンキーレンチといった工具の超ミニサイズ「ミニチュア工具セット」。この「ミニチュア工具セット」は、精密部品会社「キャステム」製。とださんは、DIYをテーマにしたマンガ『ホームセンターてんこ!』を連載していたご縁で、コラボして販売をすることになったという。「ミニチュア工具セット」は大好評で、「ワンフェスのお客さんは目が肥えているから、ものの良さをわかってもらえますね」(とださん)とのこと。 また、独学でオリジナルの人形製作もしているというとださん。その人形は“アニメの女王”と呼ばれるアニソン歌手・堀江美都子さんのイベントでのオープニングアニメや雑誌『MacFan』のイメージカットにも採用されたことがある。とださんは「マンガを描くよりも工作をするほうが年季入っていて、好きだと思います(笑)」とも語っていた。 「やはりワンフェスの参加者は熱意が高く、こちらもテンションが上がります。今後も出展を続けたいですね」(とださん)。次回以降では、「ミニチュア工具セット」だけでなく、とださんの人形を見られる機会があるかもしれないので、期待したい!

Japan LEGO User Groupブースのレゴ作品の数々

こちらは、レゴビルダー約20人による合同サークル。さまざまな作家によるオリジナルのレゴ作品が展示されている。 特に、本格的なレゴ歴は4年だというTAKTさんによる作品群は圧巻だ。レゴの「BIONICLE(バイオニクル)」シリーズのパーツを使って、オリジナルのバイクやロボットを制作している。 「レゴでどれくらいの大きいものをつくれるのか、という挑戦の意味もあった」(TAKTさん)ということで制作された「黄金騎士」は、全長が約1.2m(武器を含む)に及び、会場でも注目の的となっていた。

レインボー造型企画株式会社ブース「ウイングマン」コスチューム

レインボー造型企画株式会社では、30年前に桂正和先生からの依頼で製作されたという、激レアな『ウイングマン』のコスチュームを1日限りで展示。 シンプルながら、ウイングマンの格好良さが伝わってきます!

HALCYON「EVA弐号機(ビーストモード)」6mフィギュア

ワンフェス参加者にはもはやおなじみの光景とも言える(?)6メートルもの大きさのEVA弐号機(ビーストモード)が出迎えてくれるのはHALCYON。例年、多くの人の足を止めさせている「EVE弐号機」。張り紙の通り、今年も「制作中」とのことだが、果たして完成する日は来るのだろうか…。 ともあれ、新作もたくさん並んでいた。写真はツインビーと『ジャンピングフラッシュ!』のロビット。

Nostalgia+hamco.ブース「オリジナル羊ツノ少年フィギュア」

こちらは、人間サイズの角や動物の耳が付いたカチューシャなどを制作する「頭飾造形」という活動をされている女性お二人の合同サークル。 刀剣乱舞-ONLINE-』の鳴狐面など、コスプレイヤーはもちろん審神者的にも気になるアイテムが。 また、普段は可愛らしい雑貨などの原型師をされている原型師・なかの由峰さんによる「オリジナル羊ツノ少年フィギュア」は美麗の一言。

Model2-ブース『シャーマンキング』スピリットオブファイア

今回が初出展だというModel2-。特に注目を集めていたのが、『シャーマンキング』の「スピリットオブファイア」だ。オールクリアレジンによってつくられた美麗な本作は、30分ほどで即完売。 原型はフルスクラッチで、エポパテで制作したという。『シャーマンキング』ファンには堪らない一品。

STUDIO UGOKIブースのオリジナルアニメ立体化

オリジナルアニメーションを制作する独立系スタジオ「STUDIO UGOKI」。現在公開中の新作アニメーション『ROBBER'S COMPANY』から、主人公FUNNYが1/8、1/16で立体化された。今回のフィギュアはアニメに使われている3Dモデルを利用しているとのことで、まさにアニメそのままのデザインやプロポーション。 オリジナルアニメ『ROBBER'S COMPANY』は現在、第1話が公開されているので、こちらも見逃せない。なんと、ネオ渋谷系ユニット・ORESAMAのボーカル・ぽんさんが主人公の声優を担当している。

アイドルロボットユニット「にょロボてぃくす」

散策をしていて、思わずブースの前で立ち止まってしまったのは「にょロボてぃくす」。その異様な風体に度肝を抜かれるが、にょロボてぃくすは歌って踊れるアイドルロボットユニットだ。 大阪を拠点にライブや音楽CDのリリースなど、精力的に活動しており、今年で7年目となかなかのベテラン。初出展となるワンフェスにかける思いは相当なもののようで、にょロボてぃくすのメンバー「コットン」のフィギュアキットも販売していた。 ロボットだけに恋愛スキャンダルの心配もない、これぞまさに新世代アイドル!…なのか?
1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

イベント情報

ワンダーフェスティバル|Wonder Festival ※現在は終了

日時
7月24日(日) 10:00~17:00
場所
幕張メッセ1〜8ホール

関連キーフレーズ

連載

ワンフェス2016[夏]

国内外からフィギュアやプラモデル、ガレージキット好きが集まる、年2回の立体造形物の祭典であるワンフェスこと「ワンダーフェスティバル」。今回も「ワンダーフェスティバル2016[夏]」を取材、そのレポートを掲載する。

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。