書籍が売れないという嘆きが、出版業界内から聞こえる昨今。その反面、ソーシャルメディアを利用した、著者によるPR活動が盛んに行われている。そんな折、際立ったPRがネット上で話題になっている。その書籍とは、マッキンゼーやGoogleを渡り歩き、現在は楽天で執行役員を務めている尾原和啓さんの著書『ITビジネスの原理』だ。
また、アメリカはカルフォルニア州にて開催されている、テクノロジー/エンターテインメント/デザインに関するプレゼンテーションイベント・TEDカンファレンスの日本のオーディションにも関わっており、スタートアップ企業やゲームなどのデジタル領域でのエンターテインメントにも精通している。
そんな尾原さんがこの著作のPRとして行っているのが、様々な出自のプレイヤーと10分間対談を行った動画をYouTubeにアップするというものだ。TeamLab 猪子 寿之 x 尾原 和啓 10分対談 ITビジネスの原理
特筆すべきは、その対談相手のジャンルの広さとおもしろさだ。上記の通り、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」の代表・猪子寿之さんをはじめ、評論家の宇野常寛さん、ゲームクリエイターの水口哲也さん、株式会社nanapi代表取締役の古川健介さんなど、ジャンルを超えながらも今を象徴するラインナップとなっている。
著者・尾原和啓が仕掛ける10分間対談動画によるPR
『ITビジネスの原理』の著者、尾原さんは1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科卒業後、マッキンゼー、NTTドコモ、リクルート、サイバード、Googleなど名だたる企業を渡り歩いてきた。また、アメリカはカルフォルニア州にて開催されている、テクノロジー/エンターテインメント/デザインに関するプレゼンテーションイベント・TEDカンファレンスの日本のオーディションにも関わっており、スタートアップ企業やゲームなどのデジタル領域でのエンターテインメントにも精通している。
そんな尾原さんがこの著作のPRとして行っているのが、様々な出自のプレイヤーと10分間対談を行った動画をYouTubeにアップするというものだ。
TeamLab 猪子 寿之 x 尾原 和啓 10分対談 ITビジネスの原理
特筆すべきは、その対談相手のジャンルの広さとおもしろさだ。上記の通り、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」の代表・猪子寿之さんをはじめ、評論家の宇野常寛さん、ゲームクリエイターの水口哲也さん、株式会社nanapi代表取締役の古川健介さんなど、ジャンルを超えながらも今を象徴するラインナップとなっている。
気になる同書の内容だが、宇野常寛さんは以下のようなツイートを残している。
PLANETS vol.8に参加した楽天の尾原和啓さん(当時はgoogle在籍だった)初の著作「ITビジネスの原理」が送られてきたので、読む。ゲラでも読ませてもらったけど、再読する。これは事業者の視点から書かれたもうひとつの「アーキテクチャの生態系」でありその続編でもあると思う。
— 宇野常寛@オールナイトニッポン0金曜日 (@wakusei2nd) 2014, 1月 27
僕ならこの本に「もはや〈情報〉社会ではない」というタイトルをつける。この本の裏テーマは常時接続とモバイル化が完了し、ネットワークにつながれていないことがむしろ稀になった(「情報化」は当たり前のことになった)現代の都市生活者が何に価値を感じ始めているのか、という巨大な問いだと思う。
— 宇野常寛@オールナイトニッポン0金曜日 (@wakusei2nd) 2014, 1月 27
尾原さんによれば、本書は、六本木のマクドナルドでの7時間にも及んだ宇野さんとの熱論を発端に生まれたとのこと。日々進化し拡張しつつある情報環境と、様々な思想や意図のもとにつくられているWebサービス、そしてそのユーザーやコミュニティから生まれたカルチャー。そんなコンテンツとコミュニケーションの現在を照射している同書。Amazonでは一時的に在庫切れが発生するほどの話題となっており、注目だ。
PLANETS vol.8に参加した楽天の尾原和啓さん(当時はgoogle在籍だった)初の著作「ITビジネスの原理」が送られてきたので、読む。ゲラでも読ませてもらったけど、再読する。これは事業者の視点から書かれたもうひとつの「アーキテクチャの生態系」でありその続編でもあると思う。
— 宇野常寛@オールナイトニッポン0金曜日 (@wakusei2nd) 2014, 1月 27僕ならこの本に「もはや〈情報〉社会ではない」というタイトルをつける。この本の裏テーマは常時接続とモバイル化が完了し、ネットワークにつながれていないことがむしろ稀になった(「情報化」は当たり前のことになった)現代の都市生活者が何に価値を感じ始めているのか、という巨大な問いだと思う。
— 宇野常寛@オールナイトニッポン0金曜日 (@wakusei2nd) 2014, 1月 27この記事どう思う?
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