概要
1998年、友達とずっと一緒にいたかった、傍から見苦しく見えても、青春を終わらせたくなかった、インターネットの誕生に衝撃を受けたなどの考えから、東大の同級生であった青木俊介、東工大に通っていた幼馴染の吉村譲ら5名と共にチームラボを設立。この頃の仕事は、企業のホームページの製作請負が中心であった。
2000年12月に会社組織となり、有限会社チームラボ設立。その後も猪子は東京大学工学部と全国の高等専門学校の優秀なエンジニアの勧誘を続け、堺大輔など東大生が数多く参加するようになった。これにより、セレクトウェアなど独自技術の製品開発も手がけた。
2002年8月、チームラボ株式会社に組織変更。
2006年、検索エンジン「サグール」を開発。既にgoogleの絶対優位が確立し、検索エンジンの開発会社は日本から消えていたが、情報社会のエンジンになるものを作れない国はヤバイと、独自の検索エンジンを模索した。さらに同年、産経新聞のニュース・ブログポータルサイト「iza!」を開発。それまでの新聞の形に異を唱え、情報化社会における新聞と読者の関係を見直した。関係者の不安をよそに、このサイトは全国紙トップの人気サイトとなり、産経デジタル社の当時の社長であった阿部雅美は、2006年のWeb人 of the yearに輝いた。
2008年には、上記の業績が評価され、猪子自身も第6回Webクリエーション・アウォードにてWeb人賞を受賞している。
その後も、「多くの産業、もしくは企業は、生み出す製品やサービス、そして存在自体が、“人がアート的だと感じるようなもの”でないと生き残れない社会になっていく」と公言し、さまざまなスペシャリストが集うチームラボにて、WEBに留まらず様々な製品、サービスを作り続けている。
2012年には、欧州最大のバーチャルリアリティ博覧会「Laval Virtual 2012」にて、書家・紫舟とチームラボのコラボレーション作品「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が、「建築・芸術・文化賞」賞を受賞。同年、台湾で最も権威のある国立美術館にて、外国の企業では初となる個展を開くなどの実績を残す。チームラボが海外にも活躍の場を広げると共に、2012年9月29日には、自らも台湾・台北市で行われた「TEDxTaipei」にて講演を行った。
関連リンク
猪子寿之に関する最新情報
似たようなキーフレーズ
STAGとは、日本の漫画家、イラストレーター。漫画家西尾雄太の別名義。
Revoは、日本のミュージシャン、音楽プロデューサー。音楽ユニット・Sound Horizon及びLinked Horizonの主宰。
師走の翁とは、日本の漫画家。
Mitchie Mは、日本の音楽プロデューサー。初音ミクを使用した楽曲を制作し、その調教の精度が高く評価されている。
DECO*27とは、日本の男性ミュージシャン、音楽プロデューサー。
新井 ひとみとは、日本の歌手・タレントで、ガールズ・ダンス&ボーカルグループ・東京女子流の最年少メンバーで副リーダー。
スケブリとは、でんぱ組.incのアートディレクションやtofubeatsのMVで注目を集めるデザイナー兼VJ。
同じカテゴリーのキーフレーズ