連載 | #2 八田モンキー連載

パズドラ女の子しばりプレイ クリスマス篇 その2

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いよいよ冒険の始まり!?

さてさて、大満足のなか、いよいよ攻略のスタートです。最初のターゲットはナーガかな。高まりますねえ。

しかし、そのとき僕は、ある重大な問題にぶちあたりました。 ……え?

アスタロトのコストは25…。プレイヤーランク6のコスト上限は、24…。1足りない…。

ええええええええ!

※パズドラには、「コスト」というシステムがあり、強いモンスターほどコストが高い。一方、プレイヤーごとに「コスト上限」というパラメータがあり、パーティーに加えるモンスターのコスト合計値はその上限を越えることができない。コスト上限はプレイヤーランクを上げることで増加するが、必然的に、ランクが低いうちは、たとえ強いモンスターを保持していても、パーティーに加えることができないのである。

盲点でした…。これでは、どうあがいても女の子パーティーを編成することはできない…。

……やり直すか?

いや…できない。最初からやるのはもう嫌だ。それに、僕はすでにこのアスたんへの愛を誓ってしまった。

しかし、ルールはルールだ。どうしよう…。

それから僕は、頭をかかえたり、気の強そうなアスたんと見つめ合ったりして、小一時間悩みました。

その結果が、これです。 はい。すいません。僕は早くもルールを破りました。

しかしこれが、考えあぐねた末の、最大限の妥協でした。

何が起こったのかわからない人もいるかと思います。

1. アスたんを使わず、プレイ時に配布されたティラのパーティーで、初回ダンジョンのみ攻略する
2. 初回ダンジョンで、進化用モンスターのドラゴンシードをドロップする
3. アスたんとドラゴンシードを除く、すべてのモンスターを合成 OR 売却

はじめに設けていたルールでは、「進化用モンスターの保有はOK」ということだったので、ドラゴンシードの保有はOKということになります。

2.でドラゴンシードをゲットすると、ドラゴンシードの単騎パーティーを編成することができるようになります。そうすると、パーティーに編成されていない他のモンスターを、晴れて売却できるということです。

「出撃できるモンスターはドラゴンシード1体のみ」という過酷な状況ではありますが、これでルールに従ったプレイを続行することができます。

あとは、コスト上限が25以上になるまでダンジョンを攻略していくだけです。

どうかアスたんに免じて、これでプレイ開始とさせてください…。

右に見えるのはフレンド(冒険者)です。つまり、他のプレイヤーが使っているモンスターであり、女の子でしばった場合、出撃できないとかになるので無理です。


さて、今回はこのあたりまでです。

次回からは、ドラゴンシードによる勇敢な単騎攻めがはじまります。
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八田モンキー

エンジニア

美術史関係の研究とか翻訳 → ラノベ新人賞入賞 → 書籍関係の企画・編集 → Webやスマホアプリのプログラマー ←いまここ。インターネットと平面表現が好きです。

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八田モンキー連載

小説家/エンジニアの八田モンキーによる、巷で人気沸騰中の「パズドラ」連載! もちろん、今さら普通に「パズドラ」をプレイしても面白くありません。 聖夜にひとり、自室にこもっていた八田モンキーが思い付いたのは、女の子モンスター縛りでの「パズドラ」攻略! 果たして、彼の珍道中にはどのような結末が待ち構えているのでしょうか…? 是非その目でお確かめください。

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