TOKYO DOME CITY HALLでの公演を皮切りに、宮城、愛知、大阪、福岡と全国を巡り、最後に東京凱旋公演が行われる。
2003年の初公演からの累計動員数は200万人と、数多くのファンを虜にしてきた「テニミュ」の魅力とは、いったい何なのだろうか?
ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs聖ルドルフ CM映像
「テニスの王子様」「2.5次元ミュージカル」とは?
漫画『テニスの王子様』第1巻
2003年にはじめて「2.5次元ミュージカル化」され、1st、2nd、そして2014年から開幕した3rdとシーズンが変わるごとに、それまでの脚本に新たな要素やキャラクターが加わり、グレードアップを重ねてきた。
2.5次元ミュージカルとは、2次元と3次元の間、つまりアニメや漫画といった2次元の世界観をもとを舞台化した作品のこと。
1990年代より、『美少女戦士セーラームーン』をはじめとしたアニメや漫画の舞台化が多く行われてきたが、2014年には「2.5次元ミュージカル協会」が発足され、東京・渋谷のAiiA Theater Tokyoが2.5次元ミュージカルの専用劇場に指定されるなど、近年さらなる盛り上がりを見せている。
同劇場では、『ライブスペクタクル NARUTO-ナルト-』や『ミュージカル 黒執事』など、これまでに数多くのアニメ・漫画作品が舞台化されてきた。
2.5次元ミュージカルの魅力
ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」/公式Webサイトより
また、その再現度の高さも魅力のひとつ。俳優は単にそのキャラクターのコスプレをしているのではなく、仕草や言葉づかい、動きまでもそのキャラクターになりきっている。
さらに、2.5次元ミュージカルではさまざまな最先端技術を取り入れることで作品の世界観をつくり出し、観客を魅了する。
2015年春に行われた『ライブスペクタクル NARUTO-ナルト-』では、プロジェクトマッピングやワイヤーアクションが使用され、劇場がまるで『NARUTO-ナルト-』の世界の一部であるようなしかけをつくり上げた。
10月には現在大人気のブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」、11月には『週刊少年ジャンプ』で連載中の『ハイキュー!!』の舞台がそれぞれスタートするなど、2.5次元ミュージカルのさらなる盛り上がりが期待されている。
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