世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan」の投票企画「アニメ化してほしいマンガランキング」で、岩代俊明さんによる漫画『PSYREN -サイレン-』が2年連続でノミネートを果たしました。
開催年に連載中の話題作がノミネートされる本ランキングで、完結から約15年経過した『PSYREN -サイレン-』が名を連ねるのは異例のこと。
さらに、初開催だった2018年には6位、前回2024年は10位と上位に入っているのだから驚きです。
結果は3月中旬の発表を待つのみですが、もしTOP10入りすれば、「累計3回TOP10にランクインした作品」という本ランキングの殿堂入りの条件を満たすことになります(もう一つの条件は「過去に1位に選ばれた作品」)。
「AnimeJapan」の名物企画「アニメ化してほしいマンガランキング」
「アニメ化してほしいマンガランキング」は、Webから投票できるユーザー参加型の投票企画です(1人1票)。
「AnimeJapan」の企画として2018年から行われており、実際にアニメ化された『古見さんは、コミュ症です。』『僕の心のヤバイやつ』などが1位を獲得。
『SPY×FAMILY』や『薬屋のひとりごと』といった人気作も上位に選ばれ、その後アニメ化が決まっています。
2025年は2月12日(水)まで公式サイト(外部リンク)で投票を受け付け中です。
いつ読んでも面白い! 岩代俊明の代表作『PSYREN -サイレン-』
そんなランキングの常連になりつつある『PSYREN -サイレン-』は、『みえるひと』『カガミガミ』などでも知られる岩代俊明さんの代表作です。
2007年から2010年に連載。高校生の主人公・夜科アゲハが、行方不明になった同級生・雨宮桜子の行き先を追ううちに荒廃した大地へ突如として飛ばされ、命がけのゲーム「サイレン」に巻き込まれてしまいます。
いわゆるデスゲームの理不尽さや謎多き「サイレン」の世界観が特徴で、過去から未来にかけて物語をダイナミックに展開していく構成の巧みさが光る名作です。
連載当時は『ONE PIECE』『NARUTO』『BLEACH』『HUNTER×HUNTER』など他のバトル漫画や、『アイシールド21』『銀魂』といった人気作と競合しつつ、その完成度の高さで確かな足跡を残しました。
ゆえに根強いファンが多く、完結からしばらく経っているにも関わらず「アニメ化してほしいマンガランキング」でも上位に食い込んでいるのでしょう。
なお、今回のノミネートを記念して、漫画アプリ「少年ジャンプ+」では『PSYREN -サイレン-』が5巻まで完全無料公開されています。
序盤のハイライトになる激闘に決着がつき、かつ、その後に大活躍するキャラクターたちが本格的に動き出す節目まで一気読みできちゃいます。
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