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脳内麻薬、炸裂! 映像作家ひらのりょう 上映会に七尾旅人も
和風のテイストを用いながら、ここではないどこかを魅力的に描く1988年生まれの若手映像作家・ひらのりょうさん。このたび待望の新作「パラダイス」が完成し、2014年1月12日(日)に公開を記念したイベント【はじめてのトリップ】が東京は渋谷のUPLINKにて開かれる。

観覧者に脳内麻薬を分泌させる、ひらのりょう作品の魅力

何層ものレイヤーを利用した、摩訶不思議なストーリーとキャラクター、世界観がひらのさんの魅力。彼の魅力に多くの人が気づきはじめたきっかけとなったのが、2009年に制作され、翌2010年のApple主催第三回学生デジタル作品コンテストでグランプリを獲得した「河童の腕」という作品だ。
河童の腕
ひょんなことから腕が抜けてしまった河童。それを救出しようとする友人の河童が、不思議なできごとに巻き込まれていくというこの作品は、ぎょっとするようなシーンなどが盛り込まれつつも、どこかあたたかみを感じさせられる独特の背景を持った世界として提示されている。その演出の妙や、技術力の高さが評価され、ひらのさんの名前を広く届けることになった。
「ホリデイ」予告編.mov
その後制作され、映像作家としてひらのさんの立ち位置を形づくったとも言える作品が「ホリデイ」だ。ひらのさんいわく「水分と人間」をテーマとした作品であり、いもりと女の子、そしてなぜか裸の男性の3名を巡るこれまた奇想天外な世界を描く物語だ。本作は2011年の第三回下北沢映画祭にて準グランプリ、同年の第17回学生CGコンテストでは最優秀賞を獲得。さらに第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で審査員推薦作品に選ばれた。

また同じく第15回文化庁メディア芸術祭では、ミュージシャン・寺田創一さんによる音楽プロジェクトOmodakaの楽曲「Hietsuki Bushi」のMVを制作し、見事エンターテイメント部門で新人賞も獲得した。
Hietsuki Bushi (Full Version)

新作「パラダイス」公開イベント【はじめてのトリップ】の気になる詳細

paradiso0910_full_03601-700x393 そんなひらのさんの、20分からなる新しい短編作品「パラダイス」の完成を記念した、イベント【はじめてのトリップ】は、ひらのさんの魅力を余すことなく詰め込んだプログラムとなっている。

SF的な世界をベースに、人間によって切られた鼻を探す熊と宇宙ステーションの墓地で清掃のバイトをする男をめぐる物語である「パラダイス」の上映は3回行われるが、その理由は「難解な展開を十二分に味わっていただくため」という主催者側の、より作品を楽しんでほしいという配慮と願いからのもの。そんな「パラダイス」について、ひらのさんは下記コメントを寄せている。

この度、「パラダイス」という20分程のアニメーション作品を制作いたしました。大学の卒業制作の「ホリデイ」以来の完全オリジナルアニメーションです。今回の作品のテーマを一言で表すのは難しいのですが「歯」や「陰毛」や「電波」など「生」の「痕跡」を巡る物語です。舞台がコロコロと変わりながら絡み合うようにストーリーが進行し、不思議な光景が続くかと思います。是非 登場キャラクターの熊や男や歯の着ぐるみと旅をするように、何度も楽しんで頂ければ幸いです。 ひらのりょうより皆様へ(UPLINKのイベントページより)

その他にも『七夕の人』のジャケットをひらのさんが担当したという経緯からか、ミュージシャンの七尾旅人さんによるアコースティックライブや、編集者/クリエイティブディレクターとして多くのプロジェクトを手がける伊藤ガビンさんとのトーク、手芸の概念を破壊し再構築する作家・ミクラフレシアさんの手芸展示などもりだくさん。

さらには同会場で、「パラダイス」の限定パンフレット付きDVDが発売されるとのこと。これから日本のみならず、世界を脅かしていくだろう新たな才能の門出にぜひ立ち会いたい。

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