大炎上から閉鎖に追い込まれた家入一真の「studygift」が復活

大炎上から閉鎖に追い込まれた家入一真の「studygift」が復活
大炎上から閉鎖に追い込まれた家入一真の「studygift」が復活

リニューアルした「studygift」TOPページのスクリーンショット

2013年10月22日(火)、かつてWeb上で大きな話題となり、炎上の結果サービス停止となっていた、学生支援プラットフォーム「studygift」がリニューアルオープンし、支援希望学生の事前エントリーを受け付けている。

そもそもの「studygift」って?

「進学や留学をして、もっと多くのことを学びたい」、だけど学費を払うだけのお金がない。学費を払うために四六時中アルバイトに費やしている。2012年5月、そんな志高き苦学生たちをソーシャルの力で救うべく、ユーザーから奨学資金を調達するクラウドファンディングを通じて、学ぶために必要な資金を集める学費支援プラットフォーム「studygift」がオープンした。

制作を行っていたのは、連続起業家として広く名を知られている株式会社paperboy&co.創業者の家入一真さんを中心とした解放集団・liverty。その画期的なサービスがリリースとともに話題となったが、しかし、資金使途の不明瞭さや、対象学生の立場への不信などもあいまって、さまざまな賛否両論を巻き起こし、炎上。結果的に閉鎖してしまう運びになった。

どのような点が改善されたのか

そんな「studygift」だったが、今回のリニューアルオープンに際してシステム面も改善されているとのこと。「奨学金」希望者はまずエントリーシートを記入し、書類による1次選考を通過すると、かつての人気番組「マネーの虎」からインスパイアされたその名も「トラ選考」へと進み、審査員の前でプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションが通過すると、晴れて「studygift」上にプロジェクトページが掲載される、という段取りとなっている。

「選考フローや財務面の透明化を図」るべく有識者の意見を参考とした新生「stdygift」。その選考方法は、書類とプレゼンの2段階審査となっている。

かつて炎上したサービスということもあり、サイト上には「前回とどんな点が変わったか」という項目が設けられており、「今回のstudygiftでは、支援者の皆様や有識者の方々のご意見を参考にさせていただき、前回の反省を踏まえ、選考フローや財務面の透明化を図ってゆくことで、従来の奨学金や学費制度とは違う新しい学費支援の形を模索していきます。」と記されている。

また、前回の炎上騒動の際には、自身のサービスにかける思いを語り続けていた家入一真さんも、自身のFacebookアカウントにて以下のようなコメントを残している。

今だからこそ出来る新しい学費支援の仕組みを作りたい。誰に渡るのかわからない様な寄付の仕組みを変えたい。一人でも多くの貧困学生を掬いたい。学生を応援することで大人と学生を繋ぎたい。繋がることでその子が人生に迷った時に相談できる大人を増やしたい。そして何より個人的なリベンジでもある笑  家入一真さんのFacebookポストより

改善をはかるべくリニューアルした、「studygift」。1度大いに炎上してしまったサービスだが、どこまで復活を遂げ学生を支援することができるのか、今後の動向に注目が集まるだろう。

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