CAMPFIRE、金融サービス「CAMPFIRE Bank」始動 200万円上限に支援者へも融資

CAMPFIRE、金融サービス「CAMPFIRE Bank」始動 200万円上限に支援者へも融資
CAMPFIRE、金融サービス「CAMPFIRE Bank」始動 200万円上限に支援者へも融資

「CAMPFIRE Bank」

POPなポイントを3行で

  • CAMPFIREが金融サービス「CAMPFIRE Bank」提供開始
  • プロジェクトの起案者・支援者に200万円を上限に融資
  • 1億円プロジェクトも生まれたクラウドファンディング
クラウドファンディングプラットフォームを運営するCAMPFIREは、10月23日から金融サービスとして「CAMPFIRE Bank」(キャンプファイヤーバンク)をスタートした。

CAMPFIRE上でプロジェクトを実施した個人・企業、そしてプロジェクトの支援者を対象に、ローンとして200万円を上限に融資するというもの。

融資はプロジェクト起案者と支援者向けの2種類が用意され、想定を上回る資金需要が発生したとき(起案者)や、限定数が設定されている高額な返礼品(リターン)を支援するため急遽資金が必要な場合(支援者)などの利用を想定している。

1億円プロジェクトも生まれたCAMPFIRE

CAMPFIREは2011年に家入一真さんによって設立され、同名のクラウドファンディングプラットフォームを運営している。

クラウドファンディングとは、企業や個人が目標を達成するために応援資金を募集するモデルのこと。

CAMPFIREは資金調達の民主化をミッションに、これまでに1万7000件以上のプロジェクトを掲載。支援者の合計は82万人、流通総額は84億円に達した。

最近では10月、美少女ゲームブランド・OVERDRIVEの最終作『MUSICA!』(ムジカ)のクラウドファンディングプロジェクトが、CAMPFIRE史上最高額となる1億円以上の資金を調達。最終的に国内最高額となる1億3230万2525円を調達したばかり。 融資を目的としたサービスとしては、2017年7月から「CAMPFIREレンディング」を提供。新たに始動する「CAMPFIRE Bank」ではクラウドファンディングの起案者に加え、支援者まで対象を拡大する。

融資の判断には、決算書などの評価だけではなく、CAMPFIRE独自の支援者による評価を軸とした「評価型与信モデル」を採用。

評価型与信モデルとは、クラウドファンディングにおける支援(総額・人数)をスコアリングしたものを与信材料のひとつとし、融資対象者へ信用供与するモデルだ。

「CAMPFIRE Bank」の起案者と支援者への融資

「CAMPFIRE Bank」で提供される融資は、プロジェクトの起案者向け融資「CAMPFIREステップアップローン」(旧名称:CAMPFIREレンディング)とプロジェクトの支援者向け融資「CAMPFIREユーザーローン」がある。

「CAMPFIREステップアップローン」は、プロジェクト終了後の「商品の追加制作」や「イベントの追加開催」など、想定を上回る資金需要が発生したときの利用を想定。

支援者数や支援金額が増えるにつれて、借入条件(借入可能額、利率)が向上する(借入条件:借入可能上限200万円、貸付利率8〜15%(年利)、返済期間最大12か月)。

一方、「CAMPFIREユーザーローン」は、限定個数が設定されている高額な返礼品(リターン)を支援する場合など、クラウドファンディングの支援時に資金需要が急遽発生したときに利用できる。

こちらはクラウドファンディングへの支援回数及び支援金額が増えるにつれて、借入条件(借入可能額、利率)が向上する(借入条件:借入可能上限200万円、貸付利率8〜15%(年利)、返済期間最大12か月)。

起案者はもちろん、支援者にも融資の窓口を広げたことは大きい。

アニメや漫画、ゲームといったカルチャー系プロジェクトでは、限定個数が少ない高額な返礼品が用意されている場合があるからだ。

限定個数が締め切られる前に該当の返礼品に支援したいユーザーにとっては、支援を後押しするサービスになりそうだ。

CAMPFIREが成し遂げてきたこと

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