米国ウォルト・ディズニーの研究開発部門であるDisney Researchは、タッチスクリーン上で出っ張り、へこみ、角といった3Dの特徴を体験できる画期的なアルゴリズム「Touch Surfaces」を開発した。
つまり、指先とタッチ面の間に生じる摩擦力を調整すれば、まるで表面が変化したかのような錯覚を作り出し、それによって私たちは、平面のタッチスクリーンから仮想の立体物の感触を得ることができるのではないか?
その様子は、動画にて詳しく紹介されている。
Tactile Rendering of 3D Features on Touch Surfaces
またこのアルゴリズムの特徴として、軽量であり、容易にリアルタイムで実施することができるということもあり、スマートフォンやタブレット端末のように、私たちの生活に浸透する日も夢物語ではないかもしれない。
日常生活の中で、スマートフォンやタブレット端末の普及によってスクリーンをなぞる機会も増えてきた。そんな中で、この3Dの特徴を体験できるアルゴリズム「Touch Surfaces」の登場は、これまで以上のタッチスクリーンの可能性を提示してくれるかもしれない。
この「Touch Surfaces」の開発・実装によって、スマートフォンやタブレット端末のコンテンツがより充実する未来に期待したい。
(C)Copyright 2012 Disney. All Rights Reserved.
立体感のポイントは“摩擦”
そもそも人は立体感をどのようにして感じているのだろうか。その基本的な仮説として、指がそのスクリーン上でスライドするときに生じる摩擦を皮膚が感知し、その摩擦力からそれを皮膚が立体物だと認識することによって3Dの感触が得られるというものがあげられる。つまり、指先とタッチ面の間に生じる摩擦力を調整すれば、まるで表面が変化したかのような錯覚を作り出し、それによって私たちは、平面のタッチスクリーンから仮想の立体物の感触を得ることができるのではないか?
電気振動によって摩擦力を変化させる
Disney Researchはこの仮説を立証するために、電気振動ベースの摩擦ディスプレイを用いたシステムを開発。アルゴリズムは、我々が仮想する立体物の傾斜を計測し、その内積とスクリーンをなぞる速度から摩擦力を算出、それに比例した電気振動を発生させることで、立体感を与える。その様子は、動画にて詳しく紹介されている。
Tactile Rendering of 3D Features on Touch Surfaces
「Touch Surfaces」の可能性
この「Touch Surfaces」は、これまで視覚イメージしか提供できてこなかったスクリーン上で、奥行きのあるマップ上の地形を、感触として立体感を感じ取ることができるようになるという画期的なシステムだ。またこのアルゴリズムの特徴として、軽量であり、容易にリアルタイムで実施することができるということもあり、スマートフォンやタブレット端末のように、私たちの生活に浸透する日も夢物語ではないかもしれない。
日常生活の中で、スマートフォンやタブレット端末の普及によってスクリーンをなぞる機会も増えてきた。そんな中で、この3Dの特徴を体験できるアルゴリズム「Touch Surfaces」の登場は、これまで以上のタッチスクリーンの可能性を提示してくれるかもしれない。
この「Touch Surfaces」の開発・実装によって、スマートフォンやタブレット端末のコンテンツがより充実する未来に期待したい。
(C)Copyright 2012 Disney. All Rights Reserved.
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