創造──いい響きですよね。世の中に何かを生み出したい! という夢を持っている人は多いのではないでしょうか。
近年では技術の進歩によって、自分のアイデアを手軽に形にできるようになっています。
特に3Dプリンターが登場した影響は大きく、まだ見ぬ造形物を簡単に出力できるようになりました。そう、例えば1700万色に光るゲーミングデジタルホラ貝とか。
このホラ貝はただのホラ貝ではありません。3Dプリンタで出力されたシャープなフォルムを持っていて……しかも光る! 吹けばちゃんとブォーと大きな音も鳴ります。
このゲーミングデジタルホラ貝、なんとBOOTHでも販売中。吹けばその大きな音と、派手な光で注目を集めること間違いなし。
制作したデゴチさんに、制作までの経緯や苦労をおうかがいしました。
居酒屋での会話が制作のきっかけ
──デジタルホラ貝をつくろうと考えたきっかけは何だったのでしょうか?
デゴチ 今年放送されていたアニメ『逃げ上手の若君』のオープニング曲の中で法螺貝の音が使われており「あー、法螺貝吹いたことないなぁ。吹きたいな」と思ったのがきっかけです。
法螺貝は買うと数万円もするので手が出しづらく、「ならばつくるか」という流れでした。
──それでは、デジタルホラ貝を光らせるアイデアは、いつ思いついたのでしょう?
デゴチ もともと光らせる予定ではなかったんですが、行きつけの居酒屋の常連さんとの会話で「透明なホラ貝って面白いね。光らせたらもっと面白いんじゃない?」という話が出まして。
面白そうだったのでつくってみました。
──Xでは、ゲーミングデジタルホラ貝について「つくるのが大変」だと投稿されています。どのような工程が大変なのでしょう?
デゴチ ゲーミングデジタルホラ貝はオーディオレベルメーターというものを内蔵しています。中心部のマイクで音を拾って、その音に反応して光る仕組みです。
デゴチ この電源やモード切り替えるスイッチを配線し、スイッチボタンを引き出すという作業が、細かくて手間がかかるので大変でした。
粗大ゴミを分解/改造して謎のオモチャをつくってきた幼少期
──YouTubeでは工作の動画を14年前から投稿されています。工作に興味を持ったきっかけは何でしょうか。
デゴチ 工作は子供の頃から好きで、粘土遊びや紙工作、電化製品の分解や自転車の修理などをして遊ぶことが多かったです。
家はそこまで裕福ではなかったのでテレビゲームもなく、粗大ゴミを拾ってきて、分解・改造して謎のオモチャをつくってました。
デゴチ 大人になってもその傾向は続いていて、シロクマの着ぐるみやカヌーをつくって地元の川で遊んだり、電動バイクを自作し、ナンバー申請までして公道を走ったりしてます。
最近は薬理凶室という科学系ライター集団の中で、それらの工作の内容を記事にして、月刊誌のラジオライフさんに掲載していただいたりもしています。
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