京都アニメーション制作による2013年の春アニメ「たまこマーケット」。
商店街の餅屋の娘・北白川たまこが主人公のこの作品の主な舞台、うさぎ山商店街のモデルとなった京都・出町桝形商店街に行って来ました! 出町桝形商店街は出町柳駅から鴨川デルタを挟んだ向こう側。150mほどのアーケードに八百屋や肉屋から着物店など様々な店が軒を連ねています。
今回訪れたのは雪もちらつく寒い日。商店街に入って目についた唐揚げ屋「ちびから本舗」で揚げたての唐揚げを食べてひとまず暖まることに。
「から揚げジューシィ」として登場したアニメと同じく黄色い壁の店先にはベンチもあって、揚げたてをその場で子供も大人も揃って食べていました。 通りを歩く人には子供連れの家族も多く、近所に住む人達に親しまれている様子。
アニメの放送がきっかけでやってくる方も増えたということで、通りの一角には交流ノートも準備されていて現在は2冊目に。
書き込みを見ると遠方からやってきた人も多く、取材中にもノートに書き込みをしている方がいました。
アーケード内にも何件か餅を売る店はありますが、劇中での餅屋「たま屋」のモデルとなったと言われるのはアーケードから出た通りのすぐ横にある「出町ふたば」。
有名な老舗で店先のショーケースに大福、団子といった和菓子が並べられると多くの買い物客が順番待ちの列を作って買っていました。特に春季限定の桜餅が食べられるのは今だけです! アーケードを歩いていて目につくのが加茂川マコトちゃん。
京都の地域活性化の為に活動する「ことまきプロジェクト」のキャラクターでパッケージに使ったお菓子等の販売だけでなく、近くを走る叡電とのコラボといった各種イベントや商店街で取り組むエコ事業のステッカーにもなっていたりとうまく馴染んでいます。ただ今年の3月でこの商店街との専属契約が切れるとのことで、FA宣言みたいだなと考えつつ、派遣社員の契約満了のようにも思えてきてだんだんとフクザツな気分に……。
「放送が始まってからお客さんは増えましたね。」とアニメの効果を実感しているのは「たまこマーケット」劇中でたまこ達が度々コーヒーを飲みにやってくるレコード屋兼喫茶店「星とピエロ」のモデルにもなっている喫茶店「華波」で働く藤本さん。 「週末には遠方からやってくるお客様もいらっしゃいますね。アニメをきっかけにやってくる方が増えてきた事に合わせて店内にも交流ノートを置くようにしました。実のところ私自身初めのうちは置こうと思っていなかったんですが、店主でもある母がとても乗り気で実際にノートを置いてみたところ好評だったので、今は準備して良かったなと思っています。
私は1年半ほど前に、働いていた木屋町のバーからこの店に帰ってきたのですが、小さいながらもなんでも揃う商店街として近所の人達に親しんでもらっていることを感じます。流石に大きなスーパーやショッピングモールには敵わなかったり、ついでの用事がなかなか無い立地なので辛いところもありますが、この商店街が寂れていくのを少しでも遅らせることができたらと思っています。」
夜にはスナック「華波様楽」としても営業しているこのお店。カウンターにもウイスキーのボトルが並び、店内にいくつもある水槽には熱帯魚が泳ぐ、レコードが棚に並んでいたアニメとはまた違った大人な一面も持っています。 今回商店街を訪れて気付いたのは、店を畳んでシャッターが降りっぱなしになっている店が少ないこと。人通りが減って寂れてしまう商店街も多い中、ここでは店の人たちや買い物に訪れる客の活気を感じることができます。
たまこマーケットや加茂川マコトなどキャラクターを使った展開も見せつつも、それに頼り過ぎることのない商店街本来の特色を持ち続けている出町商店街はとても好感の持てる場所でした。
商店街の餅屋の娘・北白川たまこが主人公のこの作品の主な舞台、うさぎ山商店街のモデルとなった京都・出町桝形商店街に行って来ました! 出町桝形商店街は出町柳駅から鴨川デルタを挟んだ向こう側。150mほどのアーケードに八百屋や肉屋から着物店など様々な店が軒を連ねています。
今回訪れたのは雪もちらつく寒い日。商店街に入って目についた唐揚げ屋「ちびから本舗」で揚げたての唐揚げを食べてひとまず暖まることに。
「から揚げジューシィ」として登場したアニメと同じく黄色い壁の店先にはベンチもあって、揚げたてをその場で子供も大人も揃って食べていました。 通りを歩く人には子供連れの家族も多く、近所に住む人達に親しまれている様子。
アニメの放送がきっかけでやってくる方も増えたということで、通りの一角には交流ノートも準備されていて現在は2冊目に。
書き込みを見ると遠方からやってきた人も多く、取材中にもノートに書き込みをしている方がいました。
アーケード内にも何件か餅を売る店はありますが、劇中での餅屋「たま屋」のモデルとなったと言われるのはアーケードから出た通りのすぐ横にある「出町ふたば」。
有名な老舗で店先のショーケースに大福、団子といった和菓子が並べられると多くの買い物客が順番待ちの列を作って買っていました。特に春季限定の桜餅が食べられるのは今だけです! アーケードを歩いていて目につくのが加茂川マコトちゃん。
京都の地域活性化の為に活動する「ことまきプロジェクト」のキャラクターでパッケージに使ったお菓子等の販売だけでなく、近くを走る叡電とのコラボといった各種イベントや商店街で取り組むエコ事業のステッカーにもなっていたりとうまく馴染んでいます。ただ今年の3月でこの商店街との専属契約が切れるとのことで、FA宣言みたいだなと考えつつ、派遣社員の契約満了のようにも思えてきてだんだんとフクザツな気分に……。
「放送が始まってからお客さんは増えましたね。」とアニメの効果を実感しているのは「たまこマーケット」劇中でたまこ達が度々コーヒーを飲みにやってくるレコード屋兼喫茶店「星とピエロ」のモデルにもなっている喫茶店「華波」で働く藤本さん。 「週末には遠方からやってくるお客様もいらっしゃいますね。アニメをきっかけにやってくる方が増えてきた事に合わせて店内にも交流ノートを置くようにしました。実のところ私自身初めのうちは置こうと思っていなかったんですが、店主でもある母がとても乗り気で実際にノートを置いてみたところ好評だったので、今は準備して良かったなと思っています。
私は1年半ほど前に、働いていた木屋町のバーからこの店に帰ってきたのですが、小さいながらもなんでも揃う商店街として近所の人達に親しんでもらっていることを感じます。流石に大きなスーパーやショッピングモールには敵わなかったり、ついでの用事がなかなか無い立地なので辛いところもありますが、この商店街が寂れていくのを少しでも遅らせることができたらと思っています。」
夜にはスナック「華波様楽」としても営業しているこのお店。カウンターにもウイスキーのボトルが並び、店内にいくつもある水槽には熱帯魚が泳ぐ、レコードが棚に並んでいたアニメとはまた違った大人な一面も持っています。 今回商店街を訪れて気付いたのは、店を畳んでシャッターが降りっぱなしになっている店が少ないこと。人通りが減って寂れてしまう商店街も多い中、ここでは店の人たちや買い物に訪れる客の活気を感じることができます。
たまこマーケットや加茂川マコトなどキャラクターを使った展開も見せつつも、それに頼り過ぎることのない商店街本来の特色を持ち続けている出町商店街はとても好感の持てる場所でした。
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